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第37話 尾張の悪役令嬢様との思い出(20)
「ほぉ~ら、ほら! ほぉ~ら、ほら! 可成ー! これでも食らえー!」と。
「うぉ、おおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」と叫び、吠えると!
いつも恒興の奴は口だけは大変にカッコ好い台詞を威風堂々と吐くけれど。
あいつは直ぐに【鬼武蔵】のカモシカのようなスラリと伸びた足を素早く自分の両腕──二の腕で掴んで!
恒ちゃんは本物の変態ちゃんだから! 奴は自分の頬を当て頬擦り、頬擦り、頬擦り、サワサワと……。
恒興の奴は【鬼武蔵】の足の柔肌を堪能する奇策! 変態策! 大変にエッチな策を始めだすのだ!
そう、先ほどから俺が説明をしている通りで、奴も日本の戦国史に名を残す英雄さまだから、俺と一緒でスケベ! 変態さま!
だってあいつは! 吉姉さまが湯殿に入っているのを『ソォ~!』と忍者の如く足音を立てずに忍び寄っては、
「いっ、ひひひ~」
とすけべに笑いながら見ては堪能しているのを俺は何度も発見している。




