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第25話 尾張の悪役令嬢様との思い出(8)
俺は一応は今川家に城を奪われていた状態でいたけれど、仮にも吉姉さまと一緒で一応は城持ちの殿さまであり。
俺の持つ岡崎の石高だって、この当時の織田信長は、まだ織田家の家老の家の娘だから、ほとんど俺の岡崎と変わらない状態だった。
そんな殿さま! 若さま! 異世界ファンタジーで言う白馬の王子さまの俺に対して鬼武蔵の阿保は、あいつの仇名通りに鬼のような形相で、幼い俺へと連打攻撃! コンボ攻撃! を繰り出してきて、俺のこの可愛らしい顔を踏みに踏みやがった!
そしてサッカーボールのようにいつも蹴りに蹴るから。
いくら俺の前世の記憶で空手の有段者の技量があろうとも年齢差があるから。
俺のこのイケメン顔は両瞼を青く腫らして、鼻血を大量に垂らしながら頬も腫れに腫らした。
まあ、本当の《《たぬき面》》……。変顔……。悲惨な状態へと超変化した状態で俺はダンゴムシ化……。




