第23話 尾張の悪役令嬢様との思い出(6)
特にお相撲さんの最中だから……。
俺は鬼武蔵の可愛いお尻を鷲掴み、揉み、揉みと堪能しているわけだから。
まあ、ラブコメのお約束だ!
俺はテンプレ通りにね、事が運んでしまうから。
「隙あり~~~!」
鬼武蔵こと森可成の可愛い唇がキュートに開き! 威勢のある声がしたら。
鬼武蔵は俺のいやらしく緩み、にやけた変顔へとボクシングのフック!
その後は俺の腹部へと鬼武蔵は空手の必殺正拳突きが入るから。
「あがッ」
「うぐッ」
俺の口から変な声が漏れて、その後は唖然……。俺はそのまま膝をついてしまうから。
今度はお約束通りに鬼武蔵の奴もじゃじゃ馬のヤンキー姉ちゃんだから、松平の若さまの顔へと奴のカモシカのようにすらりと伸びた足の裏で前蹴りが俺の顔面へと蹴り込まれるから。
「あぁ、ああああああああああああっ!」
俺の口から気の抜けたような覇気の無い絶叫と共に、俺さまの身体は後ろへと倒れようとするのだけれど。
鬼武蔵の奴は、超喧嘩馴れしたヤンキー姉ちゃんだから、俺のことを安易に寝かす……。
そう気絶をさせてくれるようなことはいつもしてくれない、意地悪ヤンキー娘だから、あの阿保は直ぐに俺の後頭部へと回し蹴りの延髄蹴りをおこない、食らわしてくるので、俺の鼻から更に血が『ブゥ~!』と吹き出るから。
その後も俺はいつもお約束通りに。
「うぎゃぁ、ああああああっ!」
「ぎゃぁ、ああああああっ!」
と連続で絶叫を吐くから、お約束……。




