第19話 尾張の悪役令嬢様との思い出(3)
だからこの後はラブコメの物語でよくあるテンプレ通りに、俺の許へと勝利の女神さまが降臨してくれるわけではなく。
俺の許へはラブコメの女神さまが降臨されたから。
「竹千代~! 調子にのるなぁ~! ぶっ殺してやる~!」
俺は《《将来日ノ本の第六天の魔王》》となる、織田信長の逆鱗に触れた訳だから。
アイツは直ぐに幼い俺へと鉄拳制裁だよ。
特にさ、アイツは超有名人だから、誰でも知っているとは思うけれど、俺の織田信長は手加減などしないタイプの令嬢さま……《《和式の悪役令嬢さま》》だから。
俺は直ぐに奴のグゥ! チョキ! パ~! をテンプレ通りに食らうことになる定めだからね。
《ボコッ!》
《ボコッ!》
《ガン!》
《ガン!》
あの阿保はじゃじゃ馬のヤンキー娘だから、俺の顔の形が変わるまで、織田信長は顔面を殴り続け……。俺の身体も蹴り、踏みの折檻を続けてきた記憶がある。
「吉姉さま~! ごめん! ごめん! ごめんなさい~~~!」
調子のいい俺は毎日のようにアイツに殴る・蹴る続けたから、俺はその都度、織田信長に慌てて許しを乞う。
しかしだ! 将来は日の本の第六天の魔王となられる織田信長に、子狸の俺が謝罪をしても許してくれるわけなどないから。
《ドン!》
《ドン! ドン!》
「死ね!」
「死ね! 死ね!」
織田信長は更に俺の可愛い顔を踏むは! 身体は蹴り! 踏むの! 連打攻撃を俺が謝罪をすれば、するほど強く蹴り入れてきた記憶がある。




