第18話 尾張の悪役令嬢様との思い出(2)
だから吉姉さまは自分の顔色を変えてね、この俺さまに対して不満を告げてくる。
「ちょ、ちょっと竹千代~! あんた~、アーシに何をしているの~? 辞めなさいー! 離れなさい~!」
まあ、こんな感じでさ、吉姉さまはタコさん、イカさんになっている、さかりのついた俺のことをアイツは絶叫をあげながら、憤怒しつつ諫め! 退け! 抗い続けてきた。
しかし、《《あの時》》の俺は吉姉さまが頬へと唇へと『チュチュ』しながらヨシヨシと頭を撫でてくれながら褒め称えてくれると勘違いをしている子狸だからね。
俺に抗い、楯突く吉姉さまに対して不満を告げるのだ!
「──何で、だよ! 吉姉さま! 吉姉さまは僕が丁稚になればチュチュしながらヨシヨシしてくれると言ったじゃないか?」とね。
でッ、その後の俺はアイツに向けて、自分の両手を上げ──ワシワシといやらしいジェスチャーしながら威嚇をしつつ。
「ひっ、ひひひ、あっ、ははは、でっ、へへへ」と。
《《あの時》》の俺は大変に薄気味悪く、いやらしく微笑んだと思う?
そして微笑みながら俺は更に吉姉さまへと。
「吉姉さま~、よいではないか~? よいではないか~? でっ、へへへ」と。
悪代官! 悪徳商人!
まあ、まさに江戸幕府を開いた徳川家康の如く、アイツへと再度ルパンダイビングを仕掛け!
吉姉さまに「いや~ん」と可愛い声をあげながら避けられ、逃げられるから。
その後の俺は、《《織田家の人質》》の分際で、織田家の家老──。織田信秀さまの姫さまである織田信長から接吻を強引に奪い。
アイツへと『チュチュ』の雨嵐攻撃を仕掛けようと、俺はカエルさんになり、飛びながら、吉姉さまの華奢な背を辞めずに追いかけ! 追いを続行し続けたと思う?
いくら吉姉さまが。
「いや~ん、ばか~! 竹千代のいけず~! アーシを追い! 追いかける、のはやめなさい~! 竹千代~! でッ、ないと? アーシはあんたのことを殴る・蹴るわよ~!」
と絶叫交じりで叫びつつ逃げようが。
《《あの時》》の俺は、麗しい吉姉さまのことを今日こそは手込めにしてやると鼻息が荒く、決意も高かったから。
俺はゲロゲロとカエル飛びとルパンダイビングを交えながら、吉姉さまの背後を何度も脅かし続けたけれど。
アイツも《《尾張のおおうつけ》》と呼ばれた日の本の《《覇王織田信長公》》だから。
アイツ……。吉姉さまの顔色が段々と変わり怒り顔……。まあ、真っ赤な顔へと移り変わり、奴の顔は最後には大〇神のような超イケてる! 怒り顔へと変わってしまった。




