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第12話 ちょっと話を遡り、転生した頃の話しだ(10)
「うっ」
「あっ」
「つぅ」
「いつ」
「ああ」
「うぐっ」と変な声!
まあ、面白い声……。
オットセイやトドのような面白い声とオットセイのような動きやエビのように、俺に蹴りを入れられる度にピクンピクンと気持ちよく反応を示してくれるから。
俺は思わず「クスクス」と笑いながら、変態フリチンマンをサンドバッグ化した過去の記憶がある。
その後俺はある程度変態フリチンマンの身体をサンドバッグ状態にして、蹴り続けると。
もう大丈夫そうか? と思えば。
その場にへたり込み、大きく瞼を開け──涙をポロポロと落としつつ「シクシク」と泣いている、黒髪の中学生? 高校生か?
まあ、あの暗闇……。漆黒の闇に覆われた混沌とした空間だから、俺も少女の顔をはっきりと見たわけではないから年齢までは憶測でしかないけれど。
ただ可愛い女子の制服を着衣していたのと。
くちゃ、くちゃな顔で泣いていた……。
まあ、本当に怖かったんだろうと思う。
俺が変態エロエロスケベ! 痴漢! フリチンマンを蹴り倒し、サンドバック化していても、自分で立ち上がり──この場から逃げることもしないでただひたすら泣いていたけれど。




