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[第一部完結]サラリーマンが異世界でダンジョンの店長になったワケ  作者: エルリア
第三章

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イナバの不思議なダンジョン:最下層

 二人と無事合流しお互いの無事を喜び合う。


 正確には俺の無事だけだけど。


 ダンジョンの2階層とはいえ位が1しかない人間が単独で生き残れるほどダンジョンというのは甘くないそうだ。


 いくつもの幸運によって生かされていたのだと改めて思った。


「しかし、シュウイチ殿がいなくなってからのエミリアの行動には鬼気迫るものがあったな。」


「そんなにすごかったんですか。」


「出会う敵全てを火の魔法で殲滅して先に進み続けたからな。私が出る幕などひとつもなかった。」


 それはすごい。


 通常後衛にいるべき魔法使いが最前線で魔法を駆使して最速攻略を目指すような感じだ。


「それはシュウイチさんに何かあると思ったらいてもたってもいられなくて。」


「大変だったのだぞ、取り乱すエミリアをなだめ先に進むのは。」


「その節は大変お手数をおかけしました。」


 深々とシルビア様に頭を下げるエミリア。


 落とし穴落下後いったいどのようなやり取りがあったんだろうか。


 非常に気になる。


「しかし低層とはいえよく生き残ることができたな。いや、さすがというべきか。」


「褒められるようなことはありません。そもそも落とし穴に落ちなければこんな事態にはなりませんでしたから。大変ご迷惑をおかけしました。」


「罠に関しては誰も責めることはできんよ、こうして無事に合流できたことを良しとしよう。」


 今後罠を作るうえで今回と落とし穴の配置方法は是非参考にしよう 非常に参考になった。


 落ちた先の出口であの絶望を味わうのは精神的にも辛いものがある。


 天然物のダンジョンにしてはできすぎている罠の配置だ。


「魔物はシュウイチさんが全て倒されたんですよね。」


「この部屋には3匹いましたのでおびき出して倒しました。スケルトンは棚ボタでしたけど。」


「ではそろそろ位が上がっているかもしれませんね、急な脱力やけだるさはありませんでしたか。」


 脱力やけだるさ。


 たしかに骸骨を倒した後はその場に座り込んでしまったがあれは安堵から来たものではないのだろうか。


「最後のスケルトンを倒したときに脱力は感じましたが、位が上がるとそうなるのですか。」


「位が上がると体の中の魔力や組織が急に成長するのでめまいや脱力を感じることがあります。すぐに収まるのですが位酔いなんて呼ばれているんです。」


「一人である程度の魔物を倒しているからな、そろそろ上がっていてもよかろう。」


 パラメーター画面もないしログも存在しないから確認しようがない。


 何かしらの方法で確認することができるのだろう。


「今は確認できないんですよね。」


「戻りましたら測定器があるのでそれで確認することができます。上昇値によってはどの武器が使いやすいかの参考にもなりますよ。」


 力自慢なのか器用さ重視なのか魔法メインなのか。


 それに応じた武器の選択も重要なわけだ。


 合わない武器を使っても意味ないしね。


「戻るためにも最下層まで降りる必要があるからな、早くせねば日が暮れてしまうぞ。」


「その通りですね急いで向かいましょう。」


 夜の森は歩きたくないのでさっさと終わらせて帰りたい。


 それに今日はシルビア様が宿泊するという事で村長が奮発してくれるはずだ。


 今日手に入れたウサギの肉も一緒に料理してもらおう。


「次は気をつけて進みますね。」


「あれ程の罠はもうないだろうがよろしく頼む。魔物も可能な限り倒してもらってかまわないからな。」


「がんばります。」


 その後三・四階層を何事も無く通過し最下層に到着したのだった。


 いやー、早かった。


 シルビア様の攻撃もさることながらエミリアの魔法もすごい。


 蝙蝠などの通常攻撃を当てにくい魔物を魔法で的確に処理していく。


 俺は手負いの魔物や単独で倒せそうな魔物を美味しくいただいただけだ。


 もっとも魔物も少しずつ強くなるようで簡単に倒せたわけではないのだが。


 まぁ、この辺りは今後の課題という事で。


 明日から素振りを始めても遅くはない。


 鍛えるところからスタートしよう。


 そうしよう。


「ここが最下層ですか。」


 現状の最下層である五階層は体育館ほどの大きさの広い部屋だった。


 今までのように通路があったり小部屋があったりと言う感じではない。


 この大きな部屋全体がひとつの階層として位置づけられているのだろう。


「そのようですがこんなに広い空間があるとは思っていませんでした。」


「確かにこれまでのようなダンジョンとは明らかに雰囲気が違うな。」


 エミリアもはじめてみるようだ。


 いまさらながら思うのだが、本当にここは『天然物』のダンジョンなのだろうか。


 人の手が加わった『人工的なダンジョン』なのではないだろうか。


 そうでなければこんな広い部屋が存在するとは思えないのだが・・・。


「魔物の気配はするがこれだけ広いとどこにいるか見当もつかん。」


「通常は今までのようにフロアマスターを倒せば下層に降りる階段の代わりにオーブが出てくるはずなのですが、ちょっと様子が違いますね。」


 巨大モンスターハウスがこんな感じだったがこれはそれともまた違うようだ。


「とりあえず壁側から順に進みましょう。中央にいると魔物に囲まれる危険性があります。」


「確かにその通りだが壁はどっちだ。」


「明かりをつけましょうか。」


 いや、この空間でいきなり明かりをつけるのはまずい。


 魔物に自分の居場所を教えるようなものだ。


 狭い部屋ならまだしもこれだけ広い部屋だと危険が多すぎる。


「明かりは松明でまかないましょう。広域の明かりは魔物に居場所を知られてしまいます。」


「なるほどわかりました。」


 松明に火をつけて先に進む。


 天井にはヒカリゴケが着いているのでぼんやりと明るいが地面まで光が届かないようだ。


 とりあえず今まで通り現在地から回れ右をして真っ直ぐに進む。


 部屋の北側からないので今どの方角に進んでいるかは全くわからないが、とりあえず壁につきさえすればいい。


 後は印をつけながら壁沿いに進めばとりあえず迷うことはない。


「止まれ、何かがいる。」


 シルビア様の鋭い声がした。


 声を殺し短剣に手を添える。


 いつでも抜刀できるようにしておこう。


 方角はわからないが近くで何かが蠢く様な音がする。


 先ほどの芋虫とはまた違う気持ち悪い音だ。


「正面だ。シュウイチ殿松明の予備はまだあるか。」


「最後の一本がありますが投げますか。」


「先が見えなければ対応もできん。しかし、魔法では明るすぎる。」


 先ほどモンスターハウスで使った作戦を使うようだ。


 手持ちの松明から火をもらい、古いほうの松明をシルビア様に渡す。


「エミリアは念のために魔法の準備を。相手によっては先に攻撃を頼む。」


「わかりました。」


 エミリアも杖を構え戦闘準備を整える。


 何かをすするようなとりあえず気持ち悪い音だ。


 ジュルとかグチュとか不快な音が聞こえるも姿は見えない。


「では行くぞ。」


「「はい。」」


 合図と同時にシルビア様が松明を前方へと放り投げる。


 オレンジ色の軌跡が暗闇に放物線を描き、前方を照らし出す。


 着地したその先には見るもおぞましい腐食した芋虫が蠢いていた。


「アンデットワーミーだと!」


 シルビア様が驚きの声を上げると同時にエミリアの魔法が放たれていた。


 赤い火の玉が真っ直ぐ腐った芋虫に飛んで行き爆発した。


 聞いたことも無いような声を上げて腐った芋虫が燃え上がる。


「シルビア様は周囲の敵をお願いします!おそらく他にもいます!」


「わかっている。まさかこんな魔物がいるとは予想もしていなかった。」


「どういった魔物なんですか。」


 周囲を松明で照らしながら燃え上がる芋虫を確認する。


 腐臭のするどす黒い液体を吐き出しながら芋虫は小さくなっていく。


「奴らは他の魔物や生き物全てを無差別に攻撃するアンデットだ。普通は墓地や呪われた遺跡にしかいないんだが。」


「一匹ではなく複数で生き物に襲い掛かってきます。普通の攻撃はあまり効きません、聖水や火で撃退すればなんとかなるのですが。」


 さすがアンデット、弱点属性はお決まりの二つか。


 幸い火属性はエミリアがつかえるとして、俺やシルビア様には有効な攻撃方法がない。


「これだけ暗いとどこから襲われるかわからんな。」


 先ほどの悲鳴を聞きつけたのかいろいろなところからこちらに這い寄る音がする。


 腐臭があたりにたちこめ非常に気持ちが悪い。


 松明をできるだけ動かし広範囲の状況を確認するしか有効な手段がないのが厄介だ。


 せめて壁際までいければ三方向を見るだけですむのだが。


「エミリア右手の方向!」


「近づかせません!」


 エミリアの炎が腐虫を火ダルマにする。


 そして、その炎が明かりとなり近くの状況が見えるようになる。


 ゾンビ映画も真っ青な光景が広がっていた。


「くそ、このままではきりが無いぞ。」


 有効打にはならないがエミリア様の剣で近づいてきた腐虫を切りつける。


 黒い液体があたりに散らばり腐臭がより濃くなる。


 これって吸うと状態異常になったりするんじゃないの。


「エミリア明かりの魔法を天井に!」


「でもそれでは他の魔物が。」


「闇雲に戦うよりも状況が確認できたほうがなんとかなる!」


 とりあえず壁の場所さえわかればそれでいい。


 それに、奴らは他の魔物を無差別に襲う性質がある。


 他の魔物が来たとしても同士討ちしてくれる可能性だってあるわけだ。


 そんな都合のいい話はあまりないかもしれないが恐怖に飲み込まれるよりも先に現状を何とかしたかった。


「頼むぞエミリア!」


明かりよ!(フローリア)


 エミリアの杖から光の玉が放たれ真上で爆ぜる。


 直接見れば目がやられてしまうほどの閃光が部屋中に広がった。


 最初の奴よりも強すぎやしませんか。


 知らずに見てしまったら特務の青二才みたいになるところだった。


 だが、その強い光のおかげで広い部屋全体を見渡すことができる。


 三人の周りには腐虫が6体。


 遠くのほうにスケルトンと見たこともない魔物が見える。


 なんだあれ、犬っぽい。


 後はウサギと普通の芋虫、蝙蝠はいないようだ。


 壁まではあと50mぐらいでたどり着けそうなのでとりあえずそっちを優先しよう。


「さすがにこの量は多すぎる、シュウイチ殿どうする。」


「右側の壁まで走ってから、腐っている奴はエミリアがそのほかの魔物をシルビア様と私で受け持ちましょう。」


「こちらはお任せください。」


 エミリアを先に走らせて続いて俺とシルビア様という順番で向かう。


 腐虫の動きは遅いようで距離を稼ぎつつ戦えば問題はなさそうだ。


 後はエミリアの魔力が残っているかどうかなので他の敵はこちらで処理しなければならない。


「スケルトンの横にいるのは何でしょう。」


「あれはコボレートだな、亜人の一種だが知性が低く集団で行動する。こちらには気づいているようだがアンデットワーミーがいるため近づかないのあろう。」


 コボルトでしたか。


 確かに犬っぽいし間違いなさそうだ。


 知性が低いとはいえ状況は認識できるんだな。


 壁を背にしてシルビア様と俺でエミリアを挟むように陣形を組む。


 骸骨などの荷が重いものはシルビア様にお願いをして比較的戦いやすい奴を処理して行こう。


「そっちにウサギが行ったぞ。」


「了解しました、スケルトンをお願いします。」


 壁を背に腐虫との距離を一定に保ちながら魔物を処理する。


 他の魔物も腐虫は嫌いなようでわざわざ距離をとってこちらに近づいてくる。


 エミリアの炎に焼かれながら吐き出すあの黒い腐汁にも触れない所を見るとよっぽど危険なもののようだ。


 壁沿いに進むと部屋の角までたどり着いてしまった。


 そのまま横にずれて進もうとしたがエミリアの炎が最後の一匹を焼き尽くしたところだった。


「とりあえずアンデットワーミーは倒せたか。」


「なんとか間に合いましたが、ちょっと休憩させてください。」


 連続して魔法を使用しすぎたせいでエミリアの顔色が悪い。


「エミリアはそこで待っていろ後は私達で何とかできる。」


「及ばずながらお手伝いします。」


 他の魔物の量もだいぶ減ってきており残すは様子を窺っていたコボルトのみとなった。


「これだけ倒してオーブが出ないという事はあいつがフロアマスターのようですね。」


「そのようだな、遠目に見てもわかるが通常のコボルトよりも明らかに大きい。」


 ゆっくりとしたスピードでこちらに向かって来るコボルト。


 知っている知識ではそんなに大きな種族ではなかったと思うのだが。


 でも奴はエジプトのアヌビスのように背が高い。


「コボレートはコボレートでもハイコボレートのようだ。」


 ハイコボルト。


 上位種か。


「強いんでしょうか。」


「先ほどまでの雑魚とは明らかに位が違うな。」


 つまり俺はお呼びでないか。


「申し訳ありませんがお願いします。」


 お手伝いすると言いながらも戦線離脱する。


 情けないが足手まといになるのはまずい。


「もちろんそのつもりだ。ハイコボレートとはまだ戦ったことがなかったからいい機会だ。」


 普通戦ったことなければ警戒するものなのではないでしょうか。


 喜んで戦いに行くシルビア様はやはり激しいのがお好きなようだ。


「良い目をしている、強者の目だ。」


「ニンゲン、戦って武を示せ。」


 おぉ魔物がしゃべった。


 知性が多少あるんだからしゃべっても不思議じゃないがちょっと感動する。


 亜人種であることに変わりはないという事か。


「言われずとも武をもっておまえを倒そう。」


 シルビア様が剣を握りなおす。


 ハイコボルトの得物は斧のようだ。


 手斧ではなく戦斧と呼ばれるような大きな斧。


 両者が同じ距離を保ったままゆっくりと動く。


 死線というやつがあの二人には見えているのだろう。


 剣道でいう間合いという奴だ。


 一歩でも近づけば相手の間合いに入り攻撃されてしまう。


 むやみやたらに切りあうような戦いではなく、おそらく一撃で決まるような戦いなのだ。


 にらみ合う事数刻。


 ハイコボルトが大きく前に踏み込み振り上げた戦斧をシルビア様に向かって振り下ろす。


 叩き潰さんと振り下ろされた戦斧は激しい破壊音と共に床にめり込んだ。


 しかし、その下にシルビア様の姿はない。


「速いが踏み込みが足りなかったな。」


 いつの間にかシルビア様が相手のすぐ近くまで移動していた。


 そして左腹の下から右肩にかけて下から切り上げ、返す刃で今度は縦に右肩からまっすぐに切りつける。


「見事なり。」


 口から大量の血を吐き出し、ハイコボルトは後ろに倒れた。


 まさに一瞬の出来事だった。


「終わったぞ二人とも。」


 エミリアも俺も一瞬の出来事に目を奪われ返事をすることができなかった。


「強い敵だったんですよね。」


「あぁ、なかなかに強敵だった。」


 そうは見えなかったのは気のせいでしょうか。


 でもシルビア様がそういうのだから間違いはないんだろう。


 俺では太刀打ちできないのはまちがいない。


「フロアマスターは倒したがこの後は何をすればいいんだ。」


「少しお待ちください、確かオーブを呼び出す為のアイテムがあるはずなんですが。」


「それはこれの事か。」


 倒されたハイコボルトのそばに落ちていた金色のかけらをシルビア様が拾い上げる。


「それです。シュウイチさんそれをもって強く握ってもらえますか。」


「強く握るんですか。」


 ものすごい尖ってるんですけど。


 このまま握ると手のひらに刺さってしまうけどそれでいいんだよな。


「少しチクッとしますが握って出た血をこのかけらに吸わせると・・・。」


 言われるよりも先に金色のかけらを強く握る。


 鋭利にとがった部分が手のひらに刺さりうっすらと血がしみだしてくる。


 その瞬間かけらが強い光を発し、足元から丸い水晶の乗った台がせりあがってきた。


 まるでインディー〇ョーンズのようだ。


「これがオーブか。」


 赤く光るオーブをみてシルビア様が驚きの声を上げる。


 赤く光るオーブって禍々しいよね。


「そのままオーブの上に手を載せてください。」


 先ほどまで手のひらにあったはずのかけらはいつの間にかなくなっていた。


 血の滲んだままの手をオーブの上に乗せる。


 すると様々な色にオーブが光り出し、最終的に青色で落ち着いた。


「青色になれば登録完了です。お疲れ様でした。」


 あっけない終わり方だな。


 でもさっきの禍々しい赤よりもこちらのほうが綺麗だ。


「やれやれやっと帰れるな。」


「随分と大変な思いをしましたが無事に済んで良かったです。」


「まさかこんな魔物が出るとは思っていませんでした。自然発生したダンジョンと聞いていましたがあとで商店連合にも問い合わせておきます。」


 エミリアもこの不自然さに気が付いたようだ。


 詳しいことはエミリアにお任せして早く帰って美味しいご飯が食べたい。


「それでは帰りましょうか。」


 こうしてドタバタのダンジョン攻略は終了したのだった。


 でもさ、来た道戻るのってものすごいめんどくさいよね。


 せめてワープとかあったらいいのに。


 内心そんなことを思いつつも探すことなくダンジョンを後にしたのだった。


 あの時振り返っていれば気づくことができただろう。


 オーブの横に立つ少女の姿に。

少女は何者なのか。

少々含みを持たせて今日はここまでです。


次からは再び地上に戻ります。

自分的に挑戦的な書き方をした三部作にお付き合いいただきありがとうございました。

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