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董卓の娘  作者: 神奈いです
エピローグ 死後の世界

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倭国の使者

天下が収まってから20年ほど経ちましたが、私は元気です。


国内での反乱はすっかり収まりました。

たまにとち狂った人がでますが、そういうのは劉備さんが西園軍を派遣して即座につぶします。

その功績で劉備さんは西園大将軍に昇進しました。


地方で反乱に対処する必要がなくなり、牧は解除。

州刺史と郡太守による政治体制に戻りました。

州牧を解除するときに、劉虞さんと劉焉さんがかなり強引に体制固めして自立も狙ってたんじゃないかという話になり、少し揉めましたが未遂ということで謹慎で済ませることに。


そして、牧のかわりに対異民族の機動軍が整備されました。

私の推薦と曹操さんの面接を経て、平南将軍に孫策さん、平北将軍に馬超さん、平西将軍に司馬懿さんと若手を登用してもらっています。


教育の普及は順調で、経済もちゃんと伸びています。

弁くん皇帝が長老に政治の意見を聞くのも慣例化しつつあり、良い兆候です。


 - - - - -


劉豹くんは草原と砂漠を統一して大可汗を名乗っています。

私が死んでいるので浚いに来るのは勘弁してもらえました。


劉豹くんは歴代の大可汗の権利として朝廷に奥さんを要求。

朝廷からは匈奴を文明化できる人物、ということで学識高い蔡昭姫(蔡邕さんの娘)さんが派遣されました。

付き人として教団の有志を大量に同行させ、匈奴の皆さんに文化と美食を伝えて漢との貿易を続けるように仕向けます。

いずれは希望者に定住してもらって遊牧民としては堕落してほしいですが、彼らが飢えたりして暴れないように節度をもって交易を続けます。



 - - - - -


私は無事子作りを許可してもらえ、合計で4人ほど孕むことができました。

長男は董卓パパに董家の跡継ぎとして奪われ、次男は徐家を名乗ります。

長女は河伯の巫女として女系で教団を継いでいくことに。次女は長女の支援です。


教団には政治や権力にはかかわらず、ひたすら殖産興業と教育と医療にのみ専念するように言い含めています。

教義も全部文字にして印刷して全信者に徹底しています。


そうしないと民主化したときに宗教政党つくって国を乗っ取ってしまうので、それだけは避けるように徹底しています。


 - - - - -


董卓パパは跡継ぎを得て、涼州でのんびり隠居生活をしています。健康に専念してまだまだ長生きです。

弁くん皇帝から潔く引退した董卓パパを称えて、今後は皇后、および新皇帝の母の親戚筆頭は大将軍位(または車騎将軍位)を得て、即座に引退するという法律を作りました。もちろん他の一族も九卿、太守以上には上がれないと制約をかけます。


結果として、皇帝の親戚になる旨味がなくなりました。もちろん一生遊んで暮らせるぐらいの財産は手に入るのですが、出世を希望する名士たちからは敬遠されるようになります。

よって、弁くん皇帝は皇帝の嫁選びを庶民から選ぶように規定しました。

庶民ならば贅沢だけをもとめて政治に口出しはしないで満足してくれます。

これで外戚による害悪は完全に防ぐことができました。


 - - - - -


羊くんは大長秋として宦官の生活改善と教育に全力を注ぎました。

そして宦官の仕事を皇帝と宮殿の維持、そして少しのスパイ活動に限定。

まじめに働けば老後を心配しないで済むぐらいの富が手に入るようにしました。


今までは宦官はクビになれば野垂れ死にするだけ。生活を守るために不正を尽くして蓄財していました。

これからは宦官が政治に口を出したり、あちこちに行ってワイロを要求するということをしなくて済むようになったのです。

また、外戚や名士など皇帝を脅かす人たちも弱体化したので、皇帝が宦官を使って暴れる必要もなくなりました。


これで宦官による害悪も完全に防ぐことができました。


 - - - - -


30年たちました。


世界は平和です。ついに三国志は防げたと言っていいでしょう。


朝廷は複製曹操で満ちあふれ、どの役所も治世の能臣が切り盛りしています。

大きな政治課題は治水と開墾になっており、特に治水や運河建設は着実に進んでいます。


民は心置きなく農業と産業に打ち込み、また少しずつ政治を理解するようになってきました。

それを受けて皇帝直属の長老参議院もすこしずつ意図をもって政治の助言を行いつつあります。


外戚も宦官もおとなしくなりました。名士は少しずつ複製曹操化が進んでいます。


そしてこのあふれんばかりの生産力をもって、異民族には特産品と引き換えに贅沢品を与えて戦闘意欲をそいでもらっています。


今日も遠方の異民族が貢物をもってやってきました。


「大巫女様。東方、倭国の使者が洛陽に到着しました」

「……来ましたか!会わせてください!!邪馬台国が九州なのか近畿なのか聞くんです!!!」


私は急いで変装して朝廷に向かいました。


私が成仏するにはまだまだ時間がかかると思いますが、あとはこの国の人々を信じて、任せていきたいと思います。教団は娘に任せて日本に行くとかどうでしょうね?公明さま。



おわり

長らくお付き合いいただきありがとうございました。

また何回も連載中断してご迷惑をおかけしました。董青完結です。



よろしければ次回作も応援ください。どうぞ。


チートなし転移転生なしファンタジーものです。

https://book1.adouzi.eu.org/n8454jy/

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現行連載作  迷宮伯嫡子はカネがない

大借金で領地取りつぶしの危機である。頼れる親や重臣たちは外出中、財布は空で留守番役。
状況を切り抜ける特別なご加護や卓越した武勇や超魔力なんかもない。
そんな状況だけどボクは前向きに取り組んでいく。
まずは軍資金ゼロで軍隊を動員?できなきゃ領地は大変だ?
― 新着の感想 ―
完走お疲れ様でした 完結を待ってた甲斐があり、 青ちゃんがハッピーエンドで終わって良かった
面白かった! 良い部分沢山あるけど何よりテンポ感が素晴らしい 次々起こる出来事と董青ちゃんのリアクションでするする読めました、自分に三国志知識が無いのが惜しくなる位の良作
めでたしめでたし、かな。アンタはもしかしてこれから日本に行って大和王朝を開くだったり… 完結おめでとうございます、お疲れました。
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