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たとえ転生してもうさぎを愛してる  作者: ガーネット兎
第2章〜マッサージ師はハムスターと亀とうさぎと旦那と共に
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唯我独尊流と牛帝国軍の侵攻

勇者いよいよ何かカッコよさげな技を身につけます。

健太が剣を振り回しながら王宮外を振り回しながらランニングを初める。


当初は警備の兵士が何事か?と騒いでいたが次第に見慣れてきた。


それから1年の月日が流れた。


「健太殿今日から毎日木刀で私の部下と十番勝負を行なってください。魔法の類は一切禁止ですからね!」


「はい!」


健太はヒョウの部下10人と毎日毎日練習試合を行う。しかしこちらの剣は当たらないのに相手の一撃は喰らい続ける。痣だらけの日々が続いた。


フルーツジュースを飲むマナとフルーツを食らうバナナも心配そうに見ている。


「わぁ〜!今日は一段と酷いわね!ジャガイモよ!ジャガイモだわ」


マナは笑いながらバナナを撫でる。


マナなりの心配方法なのか?


「何か俺の攻撃は当たらず相手の攻撃は当たるんだよ!何でかなぁ?」


マナは健太にヒールを当てながら答える


「僅か1年剣術を習ったくらいで実践経験豊富な騎士に剣術だけで勝てる訳ないでしょ?何故剣が避けられたのか?何故剣が当たるのかよく考えながら練習試合しなさい!騎士だって暇じゃないのよ!わざわざ健太の為に毎日相手をして上げてるのよ何かを学びなさい」


「そうだな!頑張ってみるよ!ところでマナはいつも何やってるの?」


「バナナと散歩に買い物にマッサージに少しだけ魔法研究かな?それなりに忙しいのよ」


いやハワイでバカンスしてる人と何ら変わりない発言だ


「どこがだよ!OLの休日の過ごし方かよ!」


「すごーーい!いいツッコミね!でも私は散歩しながら情報収集してるの!この島以外の事をね

この島は別の島と交易があるのかや、漁師は別の島か大陸を見てないかなどよ」


「そっか!んでどうだったの?」


「それが全然だったのよ!交易はおろか近くに無人島すらないらしいわ!」


「なら桐斗がいる大陸は女神様の力でしか行けない事になるな」


「そうね!私はいつでも後悔だけはしない生き方をするわ!」


マナはそれだけ言うと悲しそうな顔でバナナを撫でる


健太の修行は続く。そんなある日


健太の一撃がようやくヒョウの部下にも当たり出した。健太も少しずつ剣を喰らう回数が減って来た。


「勇者健太よ我は唯我独尊流の継承者である。これから唯我独尊流独特の型を教える。これは魔法剣の一種だ!使える魔法は?」


「はい!雷と火と水と土です」


「ならば基本の型は4型ある!しっかり会得なされよ」


健太はいよいよ技の会得に入る。健太は楽しかった。今まで地味な訓練ばかりだったのがやっとその成果が報われるからだ。


健太はしっかり4つの型を練習する。


そんな折急報が入る。

島勢力最大の牛帝国がミネラルの温泉を求めて進軍してきたそうだ。物見によると数は10万頭はいるそうだ。


フェデーラ20世はすぐ様軍をミネラルへ向かわせる。当然勇者パーティもだ


馬車の中


「初めての戦争だな!!緊張しないのか?」


健太はマナを心配して声をかける。


「はっ?所詮は牛の群れでしょ?牛は全て牛すき焼き鍋にして食ってやるわ」


バナナは寝ている。


健太だけ緊張していた。えー4つの型はこうでこうでこうだろ?健太は緊張をほぐす為イメージトレーニングをしていた。



2日後ミネラルに着くとミネラルの先1kmには牛の群れがこちらに走っていた。


マナはミネラルが戦場にならないように200m先に

進み土壁を作り出す。


「土壁×10」


即席で高さ50m横1kmはある巨大な土壁を複数つくった。


「弓矢隊弓準備!槍隊隙間から槍準備!」


マナの掛け声で10万の人間の軍は動き出す。


牛達は突っ込んでくる。それに合わせて


「今だ弓矢隊撃て〜」「コメット」


弓が放たれてそれと同時に熱せられた隕石群が牛に命中して多数の牛が倒れる。


しかし牛達の突撃は終わらない。牛は土壁を壊そうと必死だ。近接戦になる


「弓矢更に撃て!槍隊前へ」


「8の型ライトニングフロライズン」


健太の唯我独尊流の雷の型が炸裂して牛達が痺れる

槍隊が一気に牛達の前列を突き崩す。 


「アロマオイル毒針散弾三重奏魔法(サンダルウッド×ローズ×ユーカリ)」「風刃乱舞」


マナは牛達の中衛に毒針の嵐と風刃を乱舞させて混乱させる。

すると一際大きくて二本足で歩く牛の魔人が現れた。


「もぉ〜好き勝手やりやがって許さないも〜」


マナと健太はじゃんけんをした。結果は健太が勝った。


健太は牛達の隙間を進み敵の首魁と思われる牛魔人

に肉薄する。


「我は勇者である。其方が牛軍の頭領とお見受けする。いざ尋常に勝負」


「ヘナチョコ勇者が!またぶっ殺してやるも〜」


牛魔人は鋭利な角で突進してきた。

健太は横ステップでかわして剣撃を喰らわす。

牛魔人はそれでも諦めず何度も突進してくる。

牛魔人は力を溜め出した。雷の電流が角に集まる。


「ライトニングサンダークラクション」


高圧電流の雷が辺りを駆け巡る


「4の型ファイアーバードスラッシュ」


健太は上空へジャンプしてファイアを全身に身に纏い全身で斬る感じで牛魔人を斬りつける


二人の技が交差する!倒れたのは牛魔人だった


「おのれ!勇者如きに...カハ」


牛魔人が倒れると同時に牛達は踵を返して敗走した。


健太は今の戦いは間一髪だったと思っていた。

なぜなら健太もビリビリで動けなくなって勝ち鬨

をあげれなくなっていたからだ。


「さぁみんな!勝ったわ!牛すき焼き鍋じゃんじゃん作るわよ」



「おー」


マナが勝ち鬨をあげてみな盛り上がった。


「あの〜すみません!マナさんちょいと動けないから助けて〜」


マナは健太を忘れており牛すき焼き鍋が出来るまでバナナと散歩に出かけた。


その後健太は兵達に救助された。





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