領主任命
神国選挙も終わり宰相達と王国に戻ったサラ達。翌日、主な家臣団を連れて登城するように指示されて解散となる。
「なんだろうね。ターフルダ侯爵関係の、だいぶ待たされた褒美を貰えるのかな。」
「褒美だとは思いますが、ご期待の魔導書などでは主な家臣団を呼ぶ必要が無いかと」
家宰ローデットには思い当たるところがあるようであるが、それ以上の発言は無い。
皆で会議室にて待っていると、官僚が呼びに来る。
「ドラセム卿とお一人のみ、謁見室にお入りください」
皆が顔を見合わせて、結局ハリーがついていくことになった。
もう何度目か慣れてしまった謁見室にて、玉座の前に進み出て跪くサラとハリー。
「ドラセム卿、そしてハリーだったか。顔を上げるが良い」
「はは」
「ドラセム卿、そちらのハリーと結婚するそうだな。めでたいことだ」
「は、ありがとうございます」
「そして、だいぶ待たせたな。先日のターフルダ侯爵達の件、大義であった。また正月の閲兵式でのパフォーマンスも期待以上であった。サラ・ドラセム侯爵、そなたを領主に任命する。詳しくは宰相たちに確認するように」
「はは、ありがたき幸せ!」
国王が退席した後に、会議室に戻ってくる2人。
「やはり領主任命でしたか。具体的な場所は伺いましたか?」
「ううん、まだ。やっぱり魔導書とかでは無かったんだ。でも領主は困ったなぁ。領地運営なんて分からないよ。代官地とは違うよね・・・」
「今回の件、時間もかかりましたし色々と経緯がありそうですね」
「さすがだな」
宰相が部屋に入ってくる。




