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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女執行人サラ

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905/1027

求婚

「しかし、急に来るからそろそろ結婚の報告かと思ったぞ」

「早く甥や姪を見せてくれよ」

「そうだよ、サラに何かあった際に侯爵なんて襲爵できないのだから」

「いや、だからお前たちも結婚しろよ、早く」

「いつも一緒に来るそこのハリー君、君は違うのかい?」

「違うわよ、確かにいつも付き添って貰って居るけど、冒険仲間で今は従士長だからよ」


親子の会話を横で黙って聞いていたハリーだが、神妙な顔をして前に出る。

「はい。お父さん、お兄さんたち、サラさんと結婚させて貰えないでしょうか」

「えー!?いや、私へ言うのが先でしょ!?」

「おー、ぜひともよろしく」

「おお!」

と、親子だけでなく一緒に来ていた冒険パーティーのティアーヌ、ミーナたちも騒ぎ立てる。


一息ついたところで長兄ダン、次兄ジンが告白する。

「親父、俺たちも結婚するわ」

「何!?」

「俺たちに子供が生まれると、サラが油断すると思って待っていたんだよ」

「相手は?」

「近くの街の子だよ。狩りの獲物を売りに行ったときに時々あっていたんだ」

「お前たち・・・」


サラが兄たちを連れて、その街まで≪転移≫してそれぞれの彼女を村へ連れてくる。当然に意味の分からない魔法にも驚くが、父親と上級貴族の妹を紹介されて混乱する。

そのままいつものように村の宴が始まり、それぞれの結婚の話も披露されて大いに祝福される。


タイミングを見計らって、ハリーはサラを誘ってこっそりと抜け出す。

「順番が前後したけど・・・俺と結婚してくれるかな」

「遅いわよ。そうね、よろしくお願いします」


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