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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女侯爵サラ

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モンブール海賊来襲

海賊来襲の連絡をして来たのは、元アルテーラ王国海軍である第2騎士隊の隊長ミリアーノ・アスコーネを含めた3人と、彼らと手を組んでいた元々帝国の悪魔教団員であった魔術師団の3人の乗る船である。もちろんこの6人は単なる護衛の冒険者の装いをしていた。

他の囮の船に比べても高い戦闘力があるメンバであり、来襲連絡に対しても安心して受けることができる。


「ガレー船が近寄って来ていますが、少し遅れて小さな帆船も向かって来ています。取り急ぎガレー船からの衝突を回避します。衝角(ラム)で船体に穴を開けられさえしなければ、我々が何とかできますので」

「気を付けてね」

「あと、本拠地を突き止めたいので、いきなり敵船を燃やしたりしないでね」

ミリアーノ達への心配より、ティアーヌが言うように魔術師団員が悪魔等を召喚して圧勝・殲滅してしまうことの方が心配である。


サラたちも、連絡してきた精霊の位置を目標に≪転移≫を行う。戦闘中の船であり状況も詳細には分からないため、上空に向かうため≪飛翔≫と組み合わせる。もちろん自身で飛べないハリーに対しては同じ男性のアルベールが抱きかかえている。


現地上空に到着しても連絡を受けてからあまり時間差も無いため、商船へガレー船が接近中のままであった。確かに回避行動は行っているようであるが、ガレー船も慣れたもので数多いオールを活かして凄まじい勢いで接近して来ている。

ミリアーノ達の腕も信用はしているが念のために、商船の帆に向かって風精霊の力で強風をあてることをミリアーノ達に告げて実行する。

商船の脇腹へ衝角をぶつけようとしていたガレー船を躱したことで、商船とガレー船がすれ違うようになる。そのまますれ違えば良いと思っていたのだが

「サラ様、横付けで速度を落としてください。こちらから乗り込みます!」

とミリアーノの要望があり、風精霊たちに依頼して裏帆を打たせて乗り移れるぐらいに減速させる。


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