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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
初級冒険者サラ

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初ダンジョン

念のために2泊分の準備を持って、初めてのダンジョンに挑むことにした3人。


森の魔物たちを片付けつつ進み、予定通り午前中の内にダンジョンの入り口に到着した。途中の森で薪代わりにする枝も集めて背負ってきている。

洞窟タイプであり、洞窟前には少し広い空間はあるが誰も居ない。


領都の近くでの洞窟も経験しており、隊列は左前にハリー、右前にサラ、後ろにリリーのいつもので臨むことにする。また、光魔法≪灯り≫はハリーの盾の表面に灯す。

ダンジョンによっては壁面がほんのり明るいこともあると聞いているが、この洞窟は通常洞窟のように自身で灯りの用意が必要であった。



冒険者ギルドで購入した地図も参考にしながら、サラが地図を作成する。領都近くの洞窟程は単純な構造ではなく、所々に部屋がある蟻の巣を平面にしたような感じである。初めてであり、壁を右手でなぞり続けるという迷路踏破の定石のように、地図でいうと反時計回りになるように順番にしらみつぶしにする。


ときどき地面が湿っているようなところもあるが、だいたいは安定して進める通路であった。魔鼠と数匹ずつ遭遇もするが、領都地下で慣れた相手でもあり、さらに自分たちの成長もあり簡単にしとめることができる。魔石を回収しながら魔剣で吸血し、死骸はある程度まとめて小部屋の隅に放置することにした。

さらに水蛇ともまれに遭遇するがさらに瞬殺でき、死骸は魔鼠と同様にまとめておいた。


昼食は敵のいなかった部屋で、念のため入り口を警戒しながら火を使わずに簡易に済ませることにした。

「ダンジョンも楽勝だな」

「油断するとミスをするよ」

と妹リリーがハリーをたしなめるやり取りがいつものようにあった。


洞窟に入ってから風魔法≪集音≫と気配察知を続けることで魔物からの奇襲は受けず、こちらからだけ奇襲していた。魔鼠は≪集音≫でも気付けるが、蛇はなかなか気づけず気配察知との併用が必要であった。

そうして進む中、購入した地図にも記載がないところに隙間があることを風魔法で気付いた。


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