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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女代官サラ

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追加開拓

サラとハリーは、代官地護衛隊長であるアルバジルと第1騎士隊長のルーカイから相談を受ける。

「うちの代官地護衛隊の奴らにも、魔物討伐の訓練をさせてやって貰えないですかね?ヴィリアン侯爵領への遠征は留守番だったのが残念だったらしくって」

「第1騎士隊と第2騎士隊のメンバも、またの機会を希望しております。遠征のときの魔術師団も交えた集団訓練はかなり効果的だったようでして」

「じゃあ、代官地護衛隊にも行きやすい、代官地に隣接する魔の森を攻めて行くか?」

「「ぜひに」」

「いったん開拓も一区切りにするつもりだったんだけど、魔物討伐だけでも続けようか」


家宰ローデット、魔術師団長ティアーヌとも相談すると了承される。

「すぐに開拓、整地する場所でなくても、代官地の安全のために魔の森の魔物を間引きしておくのは意味があることかと」


代官地護衛隊は特に、ダンジョンでも経験する数人より多い集団戦闘には慣れていなかったので、代官地に隣接するエリアから順次訓練をさせることにする。特に彼らは本業の代官地の警備もあるため、日帰りできる範囲が良いという背景もある。さらに彼らは魔法使いとの連携はしたことが無い者が多かったので、特に危険性の低いエリアで練習するにもちょうど良かった。


開拓・整地済みへの隣接エリアでも、北東の方は森の奥になるため少し魔物のランクが高くなりやすく、南東の方は街道にも近いためそれほど脅威でもない魔物ばかりである。

隊長級のメンバが互いに相談して、隊員それぞれの技量に応じてのチーム編成、エリア割り当てを行うことになった。


従士団たちに魔物の間引きを使用した集団戦闘訓練をさせつつ、サラたちには手前の魔物たちでは時間が勿体ないので、魔法回復薬やスクロール作成、王国魔術師団への顔出しなど各々の用事を済ませることにした。

不在にしていたこともあり、特級の魔法回復薬や上級魔法のスクロールが品薄とミケラルド商会に要望されていたのと、王国魔術師団もしばらく顔を見せていなかったから、上級魔法の指導を再開して欲しいとの魔術師団長からの要請があったからである。


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