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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女代官サラ

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ヴィリアン侯爵領遠征後処理

サラたちは、久しぶりの王都であり、開拓地で家臣団が集まってのパーティーを開く。


「まずは皆への賞与ね」

家宰ローデットや各隊の隊長たちにも事前に準備を依頼していたので、魔物討伐やダンジョン攻略で頑張った者たちへの素材売却の収益やダンジョンで発見した宝物などの分配を行う。

今回の目的である連携訓練を踏まえて、個人的な成果だけでなく、他者との連携も評価ポイントである。

もちろん、留守番であった代官地護衛隊や商会のメンバにもねぎらいを忘れない。


「自分たちもポーションや魔法で治せない怪我はすることなく、村民など多くの命を救ってこられたし、みんなの訓練になったし、光精霊メスメレンの祠も発見したし、フェルール様のためにもなったし、大成功だったわね」

「あぁ、お疲れ様だったな」

「フェルール様も喜んでいるよ、きっと」

サラはハリーやリリーに慰労されるのであった。


そして、その遠征中に15歳の成人を迎えた、ミーナ、アルベール、リリアナの3人には、今は仕方なく奴隷の身分になっているが、結婚相手を見つけた際に制約になるようならば、その解除を何とかすると約束するのであった。アルベール、リリアナの2人は悪徳商人の不正な奴隷契約により今の状態になっているのであるが、何とかしたいという強い意志を伝えたのである。


本人たちだけでなく、アルベール、リリアナを甥や姪と思っているティアーヌからも大変に感謝されつつも、

「サラ様自身の結婚のお相手は?」

とローデットたちから指摘される。

「ローデット自身だって!」

確かに、成人しているのに未婚の者が多い集団でもあり、他家から見ると急成長している新興勢力であり付け入りたいと悪だくみの対象にもなるのはドラセム家の当主だけでなく重臣たちもである。

中年以上の大人たちから見るとまだまだ子供である若者たちのはしゃぎ具合が眩しい夜であった。


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