帝都ギルド
一通りが終わった後に、冒険者ギルドの職員が話しかけてきて、
「あのテイマーが遺体だけでも返して貰えないか?というので、買い取りさせて貰えないでしょうか?」
というので、サラは仲間と相談すると『魔石だけは取っておけ』というストラデルの言葉に従い、魔石以外であるが、Aランク魔物ワイバーンの素材一式をそれなりの金額で買い取って貰った。
「それとサラ・ドラセム様は冒険者でしょうか?」
というので銀級の証明書を見せると
「お預かりして、金級に変えさせていただきます」
と持って行かれ、しばらくすると金級証明書を持ってきた。
また、サラにだけこっそりと
「銅級のときにも裏条件がありましたが、金級にもあります。金級になると貴族からの指名依頼など貴族との対応も必要になるので、最低限の礼儀の有無を確認させて頂くのです。ドラセム様自身が貴族というのと、礼儀も大丈夫であることからの昇格になります」
と伝えられた。
サラたちも折角他国の都のギルドに来たので、ついでにと、精霊のいる祠の情報が無いかを質問するが、少なくとも対応している職員に心当たりはないとのこと。
それ以上の話をしようとすると、
「そろそろ良いか?」
と王国の外交官たちから声をかけられ、今はタイミングでは無いと諦めるのであった。
サラたちはそれぞれの馬車や騎馬に分かれて、帝城の宿舎に戻った後、
「やっぱりサラは1人でAランク魔物をやっつけてしまったね」
「サラ様、さすがです」
「でも、こんな展開になるなんてな・・・」
「明日からの交渉が早く終わると良いのだけど・・・」
と不安になりながら、また宿舎に籠らされての訓練に戻り、水精霊シルビーによる伝言で師匠エミリーにも状況を報告するのであった。




