魔法戦闘授業2
学校長クレオンダから、魔法戦闘授業が期待外れだった?と問われたサラ。
「正直に申し上げると、はい、がっかりでした」
「基本的に12歳や13歳程度では、上級魔法など使えず、魔法戦闘経験など無いのが普通なのよ。でも、毎年毎年ではないけれども、あなたみたいな子も入学してくるの。ただ、そうなのはこの王国だけで、帝国ではもっと早い段階から訓練していて学校対抗戦はいつも帝国が優勝しているわ」
「帝国はどのくらい強いのですか?」
「そうね、帝国でも例年なら今のサラでも勝てるけど、相手にも例外的に強いのが居る年かもしれないし、気を抜けないわね」
今後の授業では、学校対抗戦に向けてサラだけ特別メニューにして貰えるとのことになった。
学校対抗戦、改めてルールを教わると、各学校の代表5人ずつの勝ち抜き。従魔の連れ込みはダメだが、精霊・神霊・悪魔の召喚は可能とのこと。また、魔道具も身につけられるモノ、指輪や剣などは許容されるが、魔法回復薬やスクロール等は使用不可。
戦闘のための舞台があり、そこから落ちて地面に体がついたら場外負け。毒の使用や不正をした場合も負け。相手が降参するか戦闘不能になるか審判が試合終了と判断すると勝敗が付く。
クレオンダからは、上級風魔法≪浮遊≫の実演を見せられ、
「本当は≪飛翔≫ぐらいの方が良いのだけど、まずはこれからね」
と、その魔導書を貸し出された。
サラも、場外負けがあるならば、空を飛べるものは優位であることは理解できると、≪浮遊≫の訓練に注力することにする。




