図書館使用許可
「はい、良くできました。本学では魔法回復薬の講義もありますので、皆さんも受講の候補に考えてみてください」
とガリレード先生がしめる。そのまま、3日目の授業は終わりになった。
いつも以上にサラのまわりに集まる人が増え、
「魔法回復薬を調合して売っているの?どこの店に出しているの?」
という質問にはリリーが、
「私たち、共同で店舗を出しているの」
と具体的な場所を伝えるとなおさら
「えー、もう店を持っているの?すごいね!」
と学生たちがますます騒々しくなる。
切りの良いところを見計らって、担任のガリレード先生が、
「サラさん、後で職員室に寄るように」
と声をかけて出て行く。
「何だろうね」
と余計に周りが騒ぎ立てる。
何事かと思いながら、リリーと一緒に職員室に行くと、
「リリーさんも来たのですね。まぁ良いですが」
と言いながら、
「サラさん、今日は急に実演をお願いしてすみませんでしたね。魔道具の授業でも魔法陣をメモしたり鑑定したりしていましたね。あなたには今の授業は退屈でしょう。普通なら1年生は下期からなのですが、あなたには特別に図書館にある魔導書を閲覧する許可を出しますね。とは言っても一般範囲までですが」
と、図書館使用許可証と書かれた紙を渡される。
「館内に入り閲覧するだけならば、リリーさんなど本学校生なら同行者にも許可できますが、貸し出しは本人だけですよ」
と追加の注意を言われる。
どんな魔導書があるのか気になるサラは昼食も食べないまま図書館に行こうとするが、リリーは皆が心配するからといったん家に連れて帰る。




