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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女領主サラ

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1026/1027

リヴァイアサン騒動終結2

「しばらくサラ様には領都で静養していただきます!」

ハリーに経緯を聞いたローデットは翌朝に目覚めたサラに釘をさす。

「いや、でも宰相に報告が・・・」

「それも、ハリー様とティアーヌ様で対応頂きます」

その指示にハリー達も同意するのでサラとしても逃げ道がない。


ティアーヌやアルベール達が≪転移≫を分担して、マウロ島からドラセム家の魔術師団員達とドラゴンとワイバーンも引き上げて来つつ、アルテーラ王国の陸軍と海軍の運搬も行った。


王都ゴルガの王城で、国王と3人の王子達へ対応するのですら、サラを抜きにハリーとティアーヌだけで行った。アルテーラ王国の3人の王子達は状況を知っており、それに対して文句は無かった。

アルテーラ王国として、海軍の行いが何かの法に違反したわけではないので処罰等は行わず、単に魔物の災害を冒険者クランに助けられた、とだけ記録されることになった。

そして王太子争いは、正室の子である海軍閥の第2王子のジラルドは辞退を宣言し、元から参戦の意思は無かった側室の子である陸軍閥の第3王子のダニエーレも第1王子のアナトリオを推したため、第1王子が王太子となることで決着がついた。下馬評で圧倒的に優位であった第2王子ではなく、側室の子であり文官が推す穏健派の第1王子が王太子となったことに国民は疑問を覚えたが、海軍閥がこれまで見下していた文官や陸軍閥を支える姿を見るようになりそれが自然であることであるかのように段々となっていった。


王都ゴルガで、冒険者クランに対する十分な報酬を約束されたことも含めて、コルマノン王国の王都ワーズで宰相に報告するハリーとティアーヌ。

「そうか、ドラセム侯爵は領都で療養か。お大事にな。そしてアルテーラ王国の政情もこれで安定しそうだな。良くやってくれた」

(狭い視野では他国が荒れている方が良いのだが、この大陸全体が平和な方が国民を含めてコルマノン王国は発展する。これで良いのだ)

宰相ジョエリー・ヤンクシオの思考など分からないハリーは、とりあえずサラの代役を終えたことに安堵して領都に帰りサラ達に報告するのであった。


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