表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界最速のレベルアップ ~無能スキル【ダンジョン内転移】が覚醒した結果、俺だけダンジョンのルールに縛られず最強になった~  作者: 八又ナガト
第二章 ダンジョン踏破者と奪うモノ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

73/225

73 ネームレスキック

 華がステータスを獲得した翌日。

 俺は早朝から1人でDランクダンジョン【峰岸(みねぎし)ダンジョン】にやってきていた。


 午後からは昨日の会話にもあったように、華とダンジョンに行くつもりなので周回は昼前に終わらせるつもりだ。

 ちなみになぜ午後からなのかというと、華が午前中は用事があるからと言ったからだ。

 その割には俺が家を出る時、ソファに座ってだらーっとしていたので、どんな用事があるのか気になるところである。



「まあそれについてはいいや。周回を続けよう」



 魔狼ダンジョンを踏破した翌日から、ずっとこの峰岸ダンジョンを周回している。

 そろそろ踏破できる頃合いだと俺は踏んでいた。



『ダンジョン攻略報酬 レベルが4アップしました』

『ダンジョン攻略報酬 レベルが4アップしました』

『ダンジョン攻略報酬 レベルが4アップしました』

『ダンジョン攻略報酬 …………



 ここのダンジョンボスはハイゴブリンとその配下のゴブリンが7~10体ランダムで現れる。

 どいつも無名剣(ネームレス)で一撃なのだが、数が少々多いため無駄な時間を費やしてしまっていた。



「喰らえ! ネームレスキック!」



 時には無名剣を握ったまま蹴りを放つという高度な技、通称ネームレスキックを使用しながら討伐を進めていく。

 周回は順調に進み、そしてとうとうその瞬間が訪れた。



『貴方は本ダンジョンを規定回数攻略しました』

『ボーナス報酬 レベルが10アップしました』

『今後、貴方が本ダンジョンを攻略しても報酬は与えられません』



「よし、終わったな」


 きっかり合計100周。

 攻略報酬4レベル×100周+ボーナス報酬10レベルの、計410レベルアップした。

 これで踏破数は合計で7となり、SPも合計4610となった。


 このままダンジョン内転移のレベルを上げようかと思ったが、ふと時計を見ると、予定していた終了時刻より時間がかなり過ぎていることに気付いた。



「まずい、周回に夢中になり過ぎて時間を忘れてた! けど今から急げばまだ間に合うはずだ。早く行こう!」



 その後、俺は急いで集合場所である紫音ダンジョンに向かう。

 まあ最寄り駅の近くにあるダンジョンだから、実質的には帰宅と似たようなもんだが。



 紫音ダンジョンに急ぎ足で辿り着いた俺は、入り口の前に華がいるのを見つけて近寄っていく。


「悪いな華、遅くなった……って、あれ?」


 と、ここで想定していない光景が飛び込んでくる。

 華の横には、ここにいるはずのない2人の少女が立っていたのだ。


 俺がやってきたことに気付いた2人に向けて、俺は問いかけた。


「由衣と、それから零……なんで2人がここにいるんだ?」


 その問いを聞き、由衣と零は同時に口を開く。



「そろそろ私の出番が必要かと思いまして!」

「きちゃった、てへ」



 由衣は元気いっぱいのポーズを決めながら、零はまったく照れていない無表情のままでそう答える。

 共通しているのは、2人の返事がまったくもって答えにはなっていないということだった。



 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


 天音 凛 19歳 男 レベル:5464

 称号:ダンジョン踏破者(7/10)・無名の剣豪・終焉を齎す者(ERROR)

 SP:4610

 HP:43840/43840 MP:9260/10800

 攻撃力:10000

 耐久力:7790

 速 度:10280

 知 性:9680

 精神力:7710

 幸 運:9180

 スキル:ダンジョン内転移LV14・身体強化LV10・剛力LV10・金剛力LV6・高速移動LV10・疾風LV6・初級魔法LV3・魔力回復LV2・魔力上昇LV2・索敵LV4・隠密LV4・状態異常耐性LV4・鑑定LV1・アイテムボックスLV4・隠蔽LV1


 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] スキルによる強化がないにもかかわらず知性が攻撃力と速度並に高いのって主人公のステータス的に本来魔法使いタイプだったのでは?
[良い点] 一気にここまで読んでしまった。 いやー面白い。面白いなろう小説ってのを久々に読んだ気がします。 ある程度はテンプレなのに、作者の力量次第でここまで面白くなるのかー。 [一言] これからも執…
[気になる点] クリアすると一週間入れないから基本雑魚狩りのみの18歳からしか入れないという条件で 大卒直後の4年ほどの間でLv5000を超えるというのはかなり難しいのではと思うのです
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ