三章のまとめ(ネタバレあり)
あらすじ
ついに明かされた百子の秘密。消えた彼を追い、一行はナショナルエアロナウティックアンドスペースアドミニストレーションに出向く。世界の滅亡まであとわずか、城野探偵事務所は無事に隕石を破壊して地球を守れるのか――(大嘘)
○主要キャラ
夜弦…記憶喪失の青年。二十代。外見は好青年。悪気はまったくなく人を殺してしまう歩く人災だぞ。とうとう所長からもそこは諦められたぞ。手加減できない。相手が女でも容赦なく殺す。さいきんぽつぽつと記憶が戻って来ている。それは吉か凶か。好きなアイスは雪見大福。
所長…二十九。スキンヘッド。色んな人にいろんな隠し事をしているぞ。すべてが露呈したときは自分の最後だと覚悟を決めているところがあったりする。百子のことがとても大切。冷静を失いやすい(表面上はそうでもない)。好きなアイスはモナ王。
城野姫香…十八~二十。ミステリアスガール。人の目を見ただけで人を殺したか殺していないか分かるぞ。しかしコミュニケーション力は五人の中で最低値。さらりと流されたが姫香が退職届を見つけるのが早かった(早すぎた)ためにうまく話が進んでいたりする。自分の死を厭わず人を守るのか、それとも自分などどうでもいいから進んで盾になるのかは謎。好きなアイスはしろくまくん。
椎名百子…二十六。情報処理担当。ハッキングやらなにやらおまかせあれ。女装男子。ほとんど独学で身に付けた。血筋だからか才能があったからか。実は『鴨宮』長男。でも『鴨宮』からは存在を否定されている。偽名…ではあるが、今の名前を捨ててまで百樹になる必要はないと考えている。外見はほぼ女性だが、中身は男。同性の友達がいないのは寂しい。好きなアイスはスーパーカップの抹茶アイス。
前原咲夜…二十三。常に首元を隠している無表情ガール。ナイフで戦うぞ。痛みに強いぞ。義手をつけている。所長に非協力的なわけではなくただ単に気に入らないだけだからいつもは揉めているけどいざというときは結託するぞ。心強い味方だぞ。でも敵にまわったらどうなるんだろうね。好きなアイスはハーゲンのラムレーズン。
○今回の人たち(名前あり、そこそこ重要だった人のみ)
鴨宮一樹…二十五。『鴨宮』長男。現当主。だが、諜報などは実は苦手の部類に入り手助け無しではできない。一般人で腹違いの兄の噂を聞き、ハックを仕掛けたがあえなく撃墜された経験がある。小杉に汚れ仕事をさせていることに気がついているのかどうか。お見合いながら奥さんとは仲がいい。『国府津』こわい。
小杉…六十?。一樹をサポートする出来る秘書。一樹の味方。いつか自分がいなくなった後にも彼が困らない様に少しずつ整理をしている。一番整理したい対象は言うまでもなく百子。あとは聖人ではないので地位を利用して一樹に黙ってやっていることがけっこうあったりする。それをばらされるのではないかとしばらくは戦々恐々としていた。『国府津』ふつうからこわいにランクアップ。
鴨宮三四子…二十一。『鴨宮』長女。当主補佐。百子の味方。一樹はあんまり好きじゃない。百子のことが大好き。だけど接触そのものを禁じられているために実際にあったことはわずか数回しかない。好奇心旺盛。城野に託している部分もある。あっけからんとした少女。『国府津』めっちゃこわい。
鴨宮五十鈴…二十。『鴨宮』次男。当主補佐。百子の味方。一樹は嫌い。百子のことが大好き。だけど接触そのものを以下略。三四子と協力しながらの補佐をしている。どちらかというと冷静。好奇心旺盛。触れてはいけない闇にも触れてみたいお年頃。すこしひねくれた青年。『国府津』めっちゃこわい。
『狐』の男・女…本編通り。何故殺されたかはこの後の話にきっと出てくるはず。忘れていなければ。
国府津夜岸…五十?咲夜の上司。夜弦との関係は…? 優しい口調をしながらもやることは残虐。一応相手の事情は考えてくれるが手加減をするとは言っていない。
前原籠原…四十前半。咲夜の同居人。アッシー扱いされている。
○次回予告(予定)
「暑い」
「次暑いって言ったら炬燵に突っ込んで鍋焼きうどん食わせるからな」
季節は真夏。ただでさえ何もやりたくない時期にあろうことか城野とオマケで夜弦は攫われて監禁されてしまうのだった。
どうやら先代所長への恨みを果たそうとする組織。その内通者として出てきたのは――
四章「バーニングヘル」
すごい短いかもしれない。




