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異世界転移組"日本"  作者: ぱいちぇ
第2章〜生き残る為〜
14/20

転移の理由

そんな長くなくてすいません




国防艦『まや』艦橋


「もうすぐ見えてくるはずだな」


「はい。しかし驚きました。巨大な戦艦らしきものを作る技術がある国がこの世界にも存在するとは...」


「ああ、もしかしたらもっとすごい技術をもった国が出てくるかもしれん。これは急いで国防軍の戦力を増強する必要があるな」


「全くです。あっ!見えてきましたよ!ん?なんですかあれは?」


「...なんだか随分と縦に細長いなあれを牽引して運んでいるようだからあれが彼等の言っていた新兵器とやらか」


「おそらくそうでしょう」


「第一帝国 アル・メドル側から通信がきました」


「繋げ!」


「はい...こちら日本国防海軍国防艦まや、貴国の通信目的を問う。繰り返す、貴国の通信目的を問う」


ちなみに国防海軍の所属の言い方は日本国防海軍国防艦「〜」という言い方と日本国海上国防軍国防艦「〜」という言い方の2種類が存在する。


『こちらアル・メドル海軍新兵器実験艦隊旗艦アリメダラ、先程の飛行機械の母艦で間違いないな?』


「その通りです。我々は小型艇でそちらへ向かい貴国の用件を聞きにいくので撃たないでいただきたい」


『了解した、ドックを開けて待っている』


「通信終了しました」


「ふむ、かなり淡々と用件を話していくな。日本人みたいにすごい働く民族なのか?」


「そうなのでしょう。艦長、あの細長い兵器らしき物を見ていて思ったんですが少しだけ傾いていませんか?」


「ん?言われてみれば本当に少しだけ傾いているな。一体なんなんだろうか、、まあ後で見るとして今はゴムボートを向かわせよう」


「了解しました」


こうして複合型ゴムボートに5人が乗り彼等の旗艦アリメダラに向かう事にした。


ここで少しアリメダラと新兵器と思われる物の外見的特徴を話していこうと思う。

アリメダラは戦艦の様な船体にスラッとした艦橋が艦後方に備わっている。

その艦橋にはレーダーの様な物は一切ついていない。

そして艦の横に大きな装甲板が艦自体と間をあけて備わっている。

武装は回転式砲塔が3つ前方についている。

3つの砲塔は砲身が長く砲が縦に3問付いている。1つ1つの砲がカクカクしていて横に長いので地球人が見たらかっこいいと思ってしまうだろう。

その他副砲の砲塔が4問、対空兵器と思われる装備が16問付いていた。

新兵器と思われる物の方は船に牽引されており、縦に細長い兵器であった。

3つの輪が細長い砲塔の様な物を囲み繋がっており、そして僅かに傾いてもいた。

武装は直径1mほどの大きな口径の砲と、お飾り程度の4問の対空兵器である。

これでこの2つの艦の外見的特徴の説明を終わる。


「井伊3佐着きましたよ!」


「ああ、まやより全長が40m大きいと迫力がすごいな」


「戦艦の様な物でしょうからね、しかしこの艦はかっこいいですね〜」


「本当にそうだな。昔見ていたSFアニメに出てくる戦艦みたいだ」


「あっ!ウェルドックの様な場所が空きましたよ!」


こうして井伊一行を乗せたゴムボートはアリメダラのウェルドックへと入っていき、停泊した。


「10隻くらいの小型艇が泊まっているな」


「どれも鉄で出来ていてゴムボートの様なのはないですね」


「そうだな、、誰か来たぞ」


「見た感じお偉いさんですね」


「ああ、失礼のない様にな」


「もちろんです」


「ようこそアリメダラへいらっしゃいました。私はこの船の艦長であるヘンドリア艦長です。どうぞよろしくお願いします」


「私は国防艦まやの副長です。こちらこそよろしくお願いします」


2人は硬い握手を交わした後会議室の様な場所へ向かった。


「船の中なのでそうくつろげませんがお許しください」


「いえいえ、お構いなく」


「では早速本題に入らせてもらいます。貴方方は先程日本国と名乗ったそうですね?」


「はい、その通りです。我々は日本国の国防軍です」


「ふむ、実は我が国の北方で最近地震やら災害が多発しているのです。これは我が国では北方の大陸の地下深くにある帝国が侵攻してくる前触れとされているのです。それで我々は古くから言い伝えられる召喚の儀をしました。その召喚の儀は優秀な魔導師を集め、「寛大」「偉大」「有能」の3つの性格を持った皇族、支配者がいる3つの"同じ"国を召喚したのです。ここまではいいですか?」


「「「「「・・・」」」」」


井伊達はとてもとても困惑していた。

日本が転移した理由が分かったかもしれないからだ。

念の為録音をしておいて正解であった。


「ははは、では話を続けましょう。そしてそれぞれの召喚した国に「頼む」「お前達には我々の星を救ってもらいたい」「迷惑をかける」とそれぞれ言ったらしく、それに3つの国の名前が『日本』という国らしかったので今回本当に日本国かどうか確認させていただきたかったのです。私も見れればよかったのですが魔術師と王以外は見れなかったので聞紙で見た事なので曖昧ですが許してください」


「いえいえ謝る事はないですが、、う〜ん、これは我が国の首脳陣が話し合ってどのようにするか決めると思いますので返答をお待ち下さい」


「我々もすぐ結論が出るなんて思っていないので、

もちろん待ちますが10年以内に侵攻してくる可能性が高いので10年以内にはお返事をください」


「いや、おそらく2日、3日ほどで結果は出ますよ」


「しかし結果が出ても1万5千kmも離れているので伝達するのに時間がかかりますから...」


「1万5千km...それくらいならかかっても1日あれば多分大丈夫ですよ」


「ん?1日で1万5千kmを移動できるのですか?」


「飛行機を使えばおそらく大丈夫だと思いますけど詳しい事は分からないです」


「分かりました。では3日ほど我々はこの海域で待機していますので結論が出たら連絡をください」


「はい、わかりました。では我々はこれで...」


「いや、是非我々の新兵器の実験を見ていってくださいよ!この兵器は危険だったのでわざわざここまで持ってきたんです」


「分かりました。本艦に連絡を取らせてもらってもいいですか?」


「もちろんどうぞ」


「ありがとうございます。え〜こちら派遣隊隊長井伊、彼等が新兵器の実験を是非見せたいと伝えてきました、はい、はい、了解しました。許可がおりましたがどれほど危険なのか教えて頂きたい」


「範囲はそこまで広くないのですが有毒物質が出る可能性があります」


「分かりました。それも伝えておきます」


こうして井伊はまやに有害物質が出る可能性があると伝え、アリメダラの艦橋へと向かった。


「やはりあの兵器大きいですね」


「そうですね〜ただ有害物質が何なのかが不安です」


「多分大丈夫だろう」


「では早速...対地魔砲発射準備!」


「魔導輪に魔気力をチャージ中、25%、50%、75%、100%充魔完了。発射準備完了!」


「了解!発射10秒前!カウントダウン開始!」


「10、9、7、6、5、4、総員!衝撃に備えよ!!!」


「発射!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


キューンドゥッ


「ん?終わったのーー」


ドゥッオォォォォォォォオオオオオオオンンンンンンンンンン


「う、うるせ〜」


「が、我慢してください」


そして砲撃音が鳴り止んだと思い安堵した次の瞬間、


グッゴオオオオオオオオオオオオオオオンンンンン

弾が海面に着弾し、100mはありそうなくらい長く大きな水柱が立った。


「うっわ〜」


「痛そう〜」


井伊達は余りにもすごい迫力で何も言えなくなっていた。


「どうでしたでしょうか?かなり凄かったでしょう、あれが有れば勝てる気がしてきます」


「ええ、かなり迫力がありましたね」


「凄かったです」


こうして井伊達一行はゴムボートに乗って帰りまやで本国へ報告へ行くのだった。




最後まで読んでくれてありがとうございます!

最近はガキ使をhuluで観てて笑っています。ありがとうございます

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