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LE-389さまと闇歌
夜が綺麗に見える事がある
誰もいない地下道への入り口
フロントガラスから見えるライト
車内から流れるワルツ・フォー・デビー
夜が綺麗に見える事がある?
夜はいつだって美しい
朝の陽射しが眩いように
闇の帳がすべてを覆う
人の眼に映るのは
おのずと輝くものばかり
夜はいつだって美しい
夜か綺麗に見える事がある
まだわたしには 驚きをもって迎える
夜が美しく見えるのは
あなたが闇夜に慣れているから
導き手となるの? 友よ
その瑞々しい腕と共に
見通せぬ闇に魅せられて
足を踏み入れた闇の中
手のひらよりも暖かな
灯火ひとつを携えて
先を歩いた同胞が
私の行く手を照らしたように
私の手にした灯火も
夜の闇へとあなたを誘う




