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【武器解説14】ツヴァイハンダー
14世紀以降、ヨーロッパの刀剣は巨大化の一途をたどり、その最終段階にあたる両手剣が『ツヴァイハンダー』です。
全長1.5メートル〜2.5メートル。
その重さは5キロを超えます。
16世紀に最盛期を迎え、神聖ローマ帝国皇帝マクシミリアン1世の組織した傭兵部隊ランツクネヒトに好まれ、彼らの派手な衣装と共にその名を轟かせます。
ランツクネヒトの多くは長柄槍を使用していましたが、ツヴァイハンダーを手に敵のパイク兵を蹴散らす勇敢な突撃兵には通常よりも多い褒賞が与えられていました。
ツヴァイハンダーは刀身の根元にリカッソと呼ばれる刃の無い部位があり、リカッソには革が巻かれ、重く長い大剣の操作性を向上させていました。
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参考文献
wikipedia ツヴァイヘンダーの項
https://ja.m.wikipedia.org/wiki
(2022/05/18最終更新)




