【武器解説13】スパタ
1世紀から6世紀にかけてローマ軍が使用した長剣で、一般的にロングソードと呼ばれる物の先祖にあたります。
グラディウスよりも細身で反りはありません。
全長は1メートル程。
2世紀頃になるとパターン溶接という精錬技術が開発されます。
これは、複数の品質の鋼をねじり合わせる事で柔軟性と丈夫さを兼ね備えた刀身を作る技術です。
パターン溶接の技術によって、長い刀身と高い耐久性を持つスパタは完成に至りました。
元々は騎馬用の武器として作られましたが、次第にグラディウスに取って代わり、スパタがローマ軍の主力装備になります。
以降、剣は時代を追うにつれて大型化されていきます。
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参考文献
wikipedia(英語) Spathaの項
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Spatha
(13 March 2024最終更新)
fvguja.com パターン溶接
https://fuguja.com/pattern_welding
(2024.06.03閲覧)




