【作中補足02】インスラと水道
『インスラ』
古代ローマ市内は現在の港区ほどの広さで、最盛期には人口100万人が住む過密都市でした。
その為に住居は高層化し、7階建ての家屋が乱立していました。
初代ローマ皇帝アウグストゥス(在位紀元前27年〜前14年)は倒壊と火災を懸念して、インスラの高さを20.7メートルまでと定めています。
古代ローマ市民は、一階ではパン屋や居酒屋が店を構え、低層階には水道や下水まで完備されたインスラを住居とする非常に文化的な生活を送っていました。
『水道』
紀元前520年頃、古代ローマにはすでに上下水道が完備されていました。
水道には水道管が使われており、その材質には石や陶器、鉛などがあります。
さらに、青銅製や鉄製のバルブを使い、現代と同じ原理で蛇口から水を出して使用していました。
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参考文献
遺跡で実感!古代ローマ
http://roman-ruins.com/insula/
(2024/05/10閲覧)
遠山鉄工所 古代ローマの水道事情(PDF)
https://kk-tohyama.co.jp/ns/wp-content/uploads/2021/06/NS_9_210602.pdf
(2024/05/10閲覧)




