【武器解説05】ファルカタとシーカ[挿絵]
『ファルカタ』
紀元前219年、第二次ポエニ戦争を起こしたカルタゴの名将ハンニバルが採用したイベリア半島発祥の曲刀。
全長60センチ程、刀身の先端6割が木の葉状に膨らんだ両刃となっていて、鍔元付近では片刃になっています。
斬撃、刺突共に優れたこの武器は、その優秀さからローマ軍にも『グラディウス・ヒスパニエンシス』という呼び名で採用されました。
ファルカタ (ライカ) ※1
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『シーカ』
古代イリュリア人、トラキア人が使用していた全長30センチ程の短刀。
まるでブーメランのように途中から曲がっています。
暗殺に使用される事が多く、古代ローマ人は暗殺者の事をシカリウス(シーカ使い)と呼んで恐れました。
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参考文献
世界史の窓 ハンニバルの項
https://www.y-history.net
(2024/08/27閲覧)
wikipedia シーカ(刀剣)の項
https://ja.m.wikipedia.org
(2019/03/23更新)
【武器解説】では、図鑑の挿絵横に添えられている短文をイメージして記述しています。
詳細な情報につきましては、記載の参考文献等を調べていただければと思います。




