表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
62/67

魔人類の戦いはこれからだ

本を代表とする重要な企業や役所は『魔人類』に支配されていく。

一般の人が弓たちを救世主と無邪気に崇める陰で、日本は深く静かに魔人類デモンズの手に落ちつつあった。


「そんな……」

明から今日本で起きていることを聞かされて、京子は絶句する。

「……ねえ。何がおこるの?何が正しいの?わからない……。私にはわからないよ!」

ついに心の限界を迎えたのか、京子は声をあげて泣き続けた。

「簡単なことさ。魂を売れ」

「魂を?」

うつろな目をして聞き返す。

「ああ。お前たちが俺たちに協力したら、その体も治してやる。俺にはまだ現世での協力者が必要なんだ」

真正面から迫ってくる明に、ついに京子は屈服した。

「わかりました。あなたたちに魂を売ります」

それを聞いた明は、優しく京子の額に手を触れる。

「よし。今日からお前は俺のものだ。俺に従え」

明が手を触れると、京子を拘束していた緑色の触手が枯れていき、彼女は元の美しい姿を取り戻す。

「すべては……あなたたちに従います」

京子は明の前で膝を折って、忠誠を誓う。

正志から始まった魔人類による人類の侵略は、こうして次の段階へと進められていくのだつた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=569357356&s
― 新着の感想 ―
[一言] なんか打ち切り漫画みたいな終わり方だね
2021/10/26 09:45 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ