30話
キーンコーンカーンコーン
聞き慣れたチャイムが六時間目の終わりを知らせる。
日直の合図で礼をして、各々で帰りの支度を始める。
俺も帰りの支度を済ませて、教室を出る。下駄箱で靴を履き替え帰路に就く。
今日はダンジョンに行って、投げ槍の実験をする予定だ。
十数分程歩き、家に着き探索道具と武器を持ちダンジョンに向かう。
数十分後
ギルドに着き、探索申請を手早く済ませてダンジョンに入る。
槍投げの実験にカボチャ頭は硬すぎるし、弱点が見えず小さすぎる。まずは、半魚人あたりで試してみよう。二階層に行き、一階層に行ける階段を上がる。
できれば一匹でいる奴を見つけたいな。
数分間探し回り、一匹で行動している半魚人を見つける。
まずは槍の準備だ。プラスチックの棒を組み立て、スキルを発動する。
発動:『影操作』
この間、練習した通りに影をプラスチックの棒に纏わせ、先端に穂先を作る。穂先の重さはこのぐらいだったな。完成だ。
さてと、ここからだと槍を当てにくいな。
隠れていた草陰から出て砂浜に出る。それと同時に半魚人も俺を見つけ近づいてくる。
練習した通りに構え狙いをすまし、槍を投げる。
発動:『投擲』
放たれた槍は大方思い通りの軌道を描き、すごい速さで半魚人の胸を貫く。
うお! 本気で投げるとここまで威力が出るのか、レベルアップで身体能力が上がったのとスキルの効果が合わさってこうなったんだろう。
槍が刺さった半魚人はどうにか槍を抜こうとしたが、すぐに地面に倒れ、力尽きる。
少しすれば、半魚人の死体が光の粒子に変わりドロップアイテムが出現する。
ドロップアイテムと『影操作』の効果が解け、槍じゃなくなったプラスチックの棒を折りたたみ、カバンに入れる。
よし、実験も済んだことだし二階層に戻るか。
来た道を戻り階段を降り、洞窟エリアに入る。地図を見ながら、少しだけ見慣れてきた道を通り夜街エリアに出る。
カボチャ頭は槍を投げるよりも気付かれずにl接近して、後ろから一撃で仕留めた方が効率がいいし、安全だ。
今日も張り切ってモンスターを狩っていこう。




