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ソロ探索者、ダンジョンに潜る  作者: 西校


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24/63

24話


 ピピピピ


 聞き慣れたアラームの音と共に目が覚める。


 春になったとはいえ朝は少し肌寒い


 昨日は風呂に入った後、泥の様に眠りについたんだった。脱ぎっぱなしになっている服が転がっている。


 カーテンを開け、散らばっている服を片付ける。


 服を片付け終わり、布団を整えリビングに降りる。


 朝食を作る。今日はトーストと目玉焼きだけでいいか。オーブントースターで食パンを焼いている間に目玉焼きを作り終わる。しばらくすれば、チンっと高い音を立て食パンが焼き終わったことを知らせる。完成だ。


 出来上がった朝食を食卓に並べ食事を始める。


「いただきます」


 いつもの様にテレビをつける。ニュースの番組にチャンネルを合わせる。


「本日、政府公認による日本初のダンジョンツアーが正式にスタートしました!! 初日にも関わらず参加者が殺到している様です! この日本初の試みは・・・・・・・」


 ダンジョンツアーか、確か熟練の探索者が初心者向けのエリアを案内して、安全にモンスターを倒させてくれる感じのやつだったか。武器や防具も貸し出してくれるらしい。政府も探索者を増やしたいんだろう。


 その初心者向けのエリアというのは、おそらく草原エリアのことだろうな。


 昨日とは比べ物にならないくらいギルドに人が多そうだ。心の準備をしておこう。


 そんなニュースを見ていると、あっという間に朝食を食べ終わった。


 食器を片付け、ダンジョンに向かう準備を始める。


 歯磨きをして、顔を洗い、服を着替える。


 昨日、リビングに置いたままにしておいた探索道具や武器を背負い、玄関に向かう。


 戸締りを確認して、家から外に出る。


「いってきます」


 習慣の挨拶を済ませて、ダンジョンに向かった。


 いつもの様に電車で一駅移動して、そこから数分歩きギルドに着く。


 ・・・・・・・・人が多い。昨日もすごかったが今日は予想以上に多い。さっきニュースでやっていたダンジョンツアーの参加者たちがいるんだろう。


 さて、行くか。ダンジョンに行けば人混みから逃れられるはずだ。


 覚悟を決めて、なんとか人混みを分けながら進んで行き探索申請の窓口までやってくる。


「探索申請をお願いします」


 いつもの様に身分証を出して言う。


 数分たてば手続きが終わり、ダンジョンに入れる様になる。


 ダンジョンツアーをどういうふうに行なっているのか気になるな。今日は二階層から行かずに一階層の門から出てダンジョンツアーの様子を見てから二階層に移動しよう。


 野次馬根性丸出しだが、まあ気になる物は仕方がない。行ってみよう。


 そう言うわけで、一階層に移動する。


 草原エリアに出ると、遠くの方で多数の人影が見える。あれがダンジョンツアーの参加者たちか。


 あの方向は森林エリアの方向だ。通る間際に少しだけ様子を見てみよう。


 近づいて行くとはっきりとそのグループが見えてきた。


 十人ほどの人が同じ装備をしていて、違う装備をしている人物がその十人を見守るように立っている。同じ装備をしている人たちがダンジョンツアーの参加者で、それを見守っている人が監督している探索者か。


 おそらく、あの様なグループがいくつかあるんだろう。


 ここから見た感じでは知り合いはいなさそうだな。その集団の横を通り過ぎて森林エリアに入る。


 地図を見ながら、敵を避け、砂浜エリアに出る。


 この前、行ったばかりの階段までの道を思い出しながら進む。


 半魚人が現れれば、近くの草むらに隠れながら進めば階段についた。


 階段を降りれば広場に着き、そのまま洞窟エリアに入り夜街エリアに移動する。


 洞窟エリアの出口から出て、カボチャ頭を探す。


 十分ほど探せば見つけることができた。


発動:『気配隠蔽』


 気づかれない様にスキルを発動して、近づく。


 カボチャ頭がこっちに気付く様子はない。


 そのまま走りその勢いのまま、カボチャ頭に槍を突き立てる。


 上手く弱点に刺さった様だ。鎌とボロ布が重力に従い地面に落ちる。しばらくすれば、光の粒子に変わっていく。


発動:『危機感知』


 まずい!! 近くに隠れられそうな場所はない。そんなこんなしている間に少し遠くの路地からカボチャ頭が出てくる。


 覚悟を決めて、正面から迎え討つしかない。槍を前に構え、戦闘の準備をする。


 カボチャ頭は俺を見つけると、こっちに結構な速度で近づいてくる。


 俺に鎌が届く位置まで近づいてくると鎌を振り下ろしてくる。


発動:『プロテクション』


 目の前に半透明の壁が出現する。カボチャ頭は、瞬時に出現した壁に反応できず、鎌をそのまま壁に向かって振り下ろす。


 プロテクションの壁にカボチャ頭の攻撃が当たるがびくともしていない。それどころか、カボチャ頭は思いっきり鎌を振り上げ下ろし、壁に当たった反動で少しのけぞる。


 俺は、仰け反った隙を見逃さずプロテクションを瞬時に解き、目の前の壁を消してカボチャ頭の頭部に向け槍を突き刺す。


 ここまで近いと外すわけがない、綺麗に槍が突き刺さりカボチャ頭は動かなくなった。


 ふう、咄嗟のことだったが『プロテクション』の実験もできたし満足だ。


 さっき倒したカボチャ頭のドロップアイテムと合わせて二つのドロップアイテムを拾い上げ、カバンに入れる。


 腕時計を見るが、昼まではまだまだ時間がある。


 張り切って、カボチャ頭を狩っていこう。


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― 新着の感想 ―
プロテクション良いスキルだね
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