仲良くお迎えに?
「絶対言わないでよね」「分かってるわよ。私も同罪なんだから」
(ソレは自業自得でしょ)と思ったが口には出さなかった。
「...自業自得とか、思って「ない」るわね」
不毛なのでお互い止める。流石に4年...いや、5年目...しかもお互い自分等しか友人が居ない...
2年生になって同じ4組になり
(濃い関係になったなぁ)
そんな事を考えながら家を出て鍵を締める。エレベーターで1階まで降りて、純玲を迎えに行こうとしたら
「沙織ちゃん!」「かなさん!」「誰?」
恵子の事は無視して、私は疲れた心を癒やす事に専念する。
「みっく〜ん♪」「!?うわっ!?どっから声出してんの?!」
大事な事なのでもう一度言おう。
恵子の事は無視して!...私は疲れた心を癒やす事に専念する。
「今日もカワイイですねぇ♪」「ホントだ!カワイイ♪」
邪魔すんなよ、と思っていたら「ありがとう♪沙織ちゃんのお友達?」
「はい!鹿島恵子って言います!」「あらあら元気なお友達ね♪」
かなさんが恵子と挨拶してしまった。だがまぁ今から純玲を迎えに行って、バイトにも行かないと...
そんな事を思っていたらかなさんが
「今から純玲ちゃんのお迎えでしょ?私も散歩がてらご一緒しても良い?」
と聞いてきたので「ひょっとして今ここに居るのも...」「えへっ♪」
かなさん...大人になっても可愛らしい。店長じゃないがそう思っていると
「私もかなさんって呼んでも良いですか?」「あら?嬉しい♪」「やったぁ♪」
恵子が私のテリトリーを侵害してくる。
「じゃあ一緒に純玲のお迎えに行きますか!」「「おぉー♪」」「だぁ!」
たまたまだろうけどみっくんの声が重なり
「「「あははははっ!!!」」」
三人と一人加えて姦しく、純玲のお迎えに足を向けた。
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