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私の恋は終わらないんだからね!  作者: 石上 三歳
誰が為に金鳴らす〘闇堕定是〙アンチ・テーゼ

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26/29

My Little Angel

自宅に寄って着替えてからバイト先に向かうと


「かわいい〜♪」


純玲の声が聞こえてきた。

(T)字路を曲がりバイト先が見えて、そこに居たのは赤ん坊を抱いた女性だった。


「こんにちわ」


私が後ろから挨拶すると「お姉ちゃんおかえり〜」と純玲が私を見たので、その女性は振り返りながら


「こんにちわ。アナタが沙織ちゃん?」


と声をかけてくれたが私は


「かわいぃ〜♪」


語彙力が純玲(5歳児)と同じ...いや返事もしなかったから、態度はそれ以下だったかも...

失礼な事だと自覚出来ず、私は赤ん坊に吸い寄せられ...思わず子指を握らせて(把握反射を)


「かわいぃ〜♪」


顔を溶かして堪能してしまう。


「三歳って言うのよ♪」


私の振る舞いに嫌な顔一つせずに、その女性は赤ん坊の名前を教えてくれた。私は思わず


三歳(みっくん)」...と(小声で)呼んでしまった。


…カラン…カラン...


「なんで三人ともしゃがんでんだ?」


「しんちゃん!ただいま♪」


「ん?あぁ、おかえり。かなちゃん♪」


店長さんが店から出てきて私たちを怪訝に見ながらも、夫婦らしい会話をする。


「しんちゃん!かなちゃん!だって♪仲良しさんだね♪」


純玲の言葉に店長さんは


「おう!死ぬまで仲良しさん(ラブラブ)だぜ♪」


と答え純玲も一緒に笑顔になる。


「もう!人目も(はばか)らずに恥ずかしいわ」


と言いながらまんざらでもなさそうな顔をして立ち上がろうとする。

私は赤ちゃん(三歳[みっくん))を抱いて立つのはバランス悪そうだな、と思い手を伸ばすと


「ありがとう♪...えっと、沙織ちゃん?で合ってる?」


と聞いてきたので(そういえば、さっきも聞かれたような気がして思わず)


「はい!沙織です」と勢いよく姿勢を正し答えると「純玲です♪」と妹も私の真似をして答える。


そんな私たちを見て「今日からよろしくね♪」と店長さんの奥さんは微笑みながら言った。


「まだ寒いから、店の中入りな」


私たちのやり取りを優しい眼で見ながら、店長さんが気遣ってきて


「お二人はアツアツですけどね」と、私が茶化したら嬉しそうに


「死ぬまでな!」と言ってウインクしてきた。


「中年男のウインクって可愛くない」「えぇ〜!?」


私の一言に店長さんは不服そうだが...皆は笑った。


挿絵(By みてみん)

沙織の服装違うのw生成AI難しい

Les tourtereaux 【レ・トゥルトゥロー】お店の名前の意味は『おしどり夫婦』です♪

店長.......石上 晋二(34歳)

店長の妻...石上 佳苗(31歳)

長男.......石上 一成(10歳)

次男.......石上 三歳(4ヶ月)把握反射出るギリギリらしいです。


読んで頂きありがとうございます(╹▽╹)

☆☆☆☆☆評価…可能であれば…

リアクション……お気軽にして頂だけたら幸いです♪

感想、レビュー…ハードル高いと思いますが頂だけたら嬉しいです(≧▽≦)b"

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