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私の恋は終わらないんだからね!  作者: 石上 三歳
シャ〜ボン玉、飛〜んだ!〘度重なる慟哭〙ダビング ミス・フォーチュン

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13/29

遊びに行くぞ!

この時代はまだ完全週休二日制でなく第2土曜日だけでしたが

1992年以前は土曜日は全て学校も会社もあるのが当たり前でした。

この制度、私が社会人になってから導入され、現役世代を羨んだ記憶が...

「すば〜らし〜い〜(あっさ)が来た〜♪」


起きるなり私はご機嫌で歌い出した。今日は待ちに待った...


第2土曜日(きぼ〜うの〜あさ〜)だぁ〜♪」「だぁ〜♪」


(純玲)の頭をナデナデしてから一緒に歯磨きしにお風呂場に向かう。


「いー「いー」」


妹の前歯を磨い(シャコシャコし)た後


「あ〜「あ〜ん」」


今度は奥歯を綺麗に磨く。


「「くちゅくちゅ〜ぺっ!」」


「お口ゆすいだら次はお顔洗おうね♪」


「はぁ〜い♪」


お返事の後に(あらかじ)め水を汲んだ風呂桶を妹の眼の前に置き、食パンを焼き始める。


洗面台で歯磨きしつつ、妹の様子を伺いながら小さいタオルを差し出す。


妹が顔を拭いている間に急いで口をすすぎ顔を洗うと


「チーン!」


焼き上がりの音を聞きながら、顔を拭いたタオルと妹のタオルを回収する。


「耕にぃ起こしてきて」


言うなり妹は「にぃに〜!」軽く叫びながら跳ぶ!


「ドーン♪」「ぐぇっ!?」


お休みの恒例行事(いつものお約束)だ。

焼き上がったパンを皿に乗せ自分のパンをトースターにセットする。


「耕にぃ、起きたなら顔洗って〜」


「...おぅ」


私の声に小さく答えながら、のそのそ洗面台に向かう耕にぃを追い越し


「ん!」


抱っこを求めてくる妹を抱え上げ、嵩上げした椅子の上(子供イス)に座らせベルトで固定する。


「自分で塗り塗り(ヌリヌリ)する?」


妹は「フン!」頷きながら鼻息でお返事した。


冷蔵庫からバターと苺ジャムを取り出し


「どっちが良い?」


聞いたら苺ジャムを指差したので、適量取りパンに乗せる。


「はい、頑張れ〜」


バターナイフを握らせ耕にぃを見ると、船を漕ぎながら歯磨きしていた。


「耕にぃ?またえづくよぉ?」


傍に寄って囁くと


「ごっ!おぇ!?」「あぁ〜」


耕にぃの背中をさすりながら妹を見ると口裂け女に(両口角にジャムが)...


「チーン!」


私はティッシュ箱を取ってテーブルに置き、焼けたパンを取り出し耕にぃの分のパンをセットする。


バターナイフに付いた苺ジャムをティッシュで拭き取り、バターを塗る。


妹と見つめ合い、微笑みながらパンを食べていると


「ふぅ〜」


耕にぃがスッキリした感じで冷蔵庫を開け、牛乳を注いで妹の前に置く。


ありがと(ありとー)


口にパンが入ってるからだが、笑顔で答える様子が可愛い♪


「耕にぃコーヒー」


私がそう言うと牛乳と砂糖入りのコーヒーもどき(カフェオレ)が出てくる。


一口飲んで「美味しい」と言う私を見て耕にぃは含み笑う。

後で知ったが耕にぃも同じモノを飲んでいたので、私はずっとカフェオレをコーヒーだと思っていた。


「チーン!」「ピンポ〜ン♪」


パンの焼けた音と、呼鈴が鳴るのが重なった。

のんびりし過ぎたか?と思ったら30分ほど早く鹿島親子がやって来た。

この時はまだバター安かったなぁ


読んで頂きありがとうございます(╹▽╹)

☆☆☆☆☆評価…可能であれば…

リアクション……お気軽にして頂だけたら幸いです♪

感想、レビュー…ハードル高いと思いますが頂だけたら嬉しいです(≧▽≦)b"


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