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218話 備えあれば憂いなし①

 今日は生活用品を買うため、ホームセンターに行く。

 普段はトイレットペーパーやティッシュを買うと手が塞がってしまうから多くの物は買えないけど、今日は違う。

 お父さんにお願いして車を出してもらったので、車に載る範疇で好きな物を好きなだけ買うことができる。

 それと、もし重い物を買っても家まで運んでもらえる。


「はい、あ~ん」


「あーん」


 あたしとミミちゃんは後部座席に並んで座り、道中のコンビニで買ったお菓子を仲睦まじく食べさせ合っていた。

 あたしたちの関係はお互いの家族公認なので、実家や車の中など他人がいない場所では基本的に遠慮せずイチャイチャさせてもらっている。

 さすがにキス以上のことは二人きりの時にしかしないけど。

 思い返すと小さい頃は騒いだりイタズラしたりで運転中にハラハラさせてしまうことが多く、こうして大人しく座っていることに少なからず成長を感じる。


「あっ、もう見えてきた!」


「やっぱり車だと着くのが早いですね」


 あたしの免許証は身分証明ぐらいにしか使ってないし、そろそろ本気で車の購入を検討するべきかもしれない。

 ホームセンターに到着して駐車場に車を停め、さっそく店内へ。

 ここで、お父さんとは別行動になる。


「お父さん、ありがと~! また後で!」


 あたしは手を振り、ミミちゃんは礼儀正しくぺこりとお辞儀して、お父さんにお礼を言ってからカートとカゴを取りに向かう。

 あたしとミミちゃんがあちこち回っている間、お父さんはDIYコーナーにいるとのこと。

 道具を見ているだけでも楽しくて、場合によっては勢い余ってつい必要ない物まで買ってしまうこともあるらしい。前に衝動的に電動ドライバーを買った際はお母さんに怒られたと話していた。


「あたしたちもいつかDIYやってみる?」


「興味はありますけど、難しそうですよね」


「でも、シンプルなお盆ぐらいなら作れそうじゃない?」


「確かに、それなら協力すればなんとかなりそうな気がします」


「それで、上達したらお茶碗とか湯飲みに挑戦するの」


「それって陶芸じゃないですか?」


「陶芸ってDIYに入らないのかな?」


 そんな他愛ない会話を繰り広げながら、あたしたちはカートの上下にカゴを一つずつセットして売り場へと向かった。

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