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216話 雨の日の運動③

「よしっ、終わった~!」


 やる気充分な状態で始めたことに加えてミミちゃんのかわいい掛け声に元気を貰い、あたしも腕立て伏せ十回を無事に達成することができた。


「さっきはあたしが決めさせてもらったから、次はミミちゃんが決めていいよっ」


「えっと……じゃあ、腹筋でいいですか?」


「うんっ、もちろん!」


 次の種目が決まり、さっそく実行に移す。

 順番はさっきと同じで、まずはミミちゃんから。

 ミミちゃんには仰向けに寝転んだ状態で少し膝を曲げてもらい、あたしは爪先の辺りにお尻を乗せる形で座ってミミちゃんの脚を自分の脚と腕を使ってしっかり固定する。


「重くない?」


「全然平気ですよ」


「途中で太もも撫でたりいろんなところ触ったりしてもいい?」


「そ、それは後にしてください」


「触るのは一通り終わってからにするとして、そろそろ始めよっか。腕立てと同じ十回を目標にやってみよ~」


「はい、頑張りますっ」


 あたしが「い~ち」と数える声に合わせ、ミミちゃんはお腹に力を入れて体を起こす。

 ミミちゃんの動きに伴って甘い香りがふわっと舞い、それに夢中になってしまいそうになるのを堪えながらカウントを続ける。

 腕立て伏せと比べて少しキツそうではあったものの、途中で止まることなく十回を達成。

 次はあたしの番ということで、場所を交代する。

 そして、ミミちゃんがあたしの下半身を固定するべく座った瞬間――

 

 お、おお、おっぱいが、当たってる……!


 腹筋運動の開始に先駆けて、心拍数が上がった。

 ミミちゃんの圧倒的ボリュームを誇るおっぱいが、膝の下ぐらいにむにゅっと押し付けられている。

 筋トレで体温が上がっているらしく、服越しに伝わる温度は普段よりもやや高いように感じる。


「ミミちゃん、あたし十回じゃなくて二十回やりたい!」


「分かりました。無理はしないでくださいね」


「うんっ、ありがと!」


 決して、おっぱいの感触を少しでも長く堪能したいという下心から出た言葉ではない。

 腹筋を鍛えようと思っただけ。

 そんな言い訳を頭の中に浮かべながら、あたしはお腹にグッと力を込めて上体を起こす。


「いーち」


「にーい」


 ミミちゃんのかわいい声を聞きながら、止まることなく回数を重ねていく。

 体を起こせば、そのたびにミミちゃんと顔を近付けることができる。

 ご褒美と言っても過言ではない様々な要素のおかげで、あたしは途中でリタイアすることなく二十回を終えることができた。


「さ、さすがにちょっとキツかったかも」


「お疲れ様です。少し休みましょうか」


「そうだね、五分ぐらい休憩しよ~」


 二人そろって布団に寝そべり、軽いスキンシップをしながら他愛ないことを話したりして、ここまでに溜まった疲労を和らげる。

 ほどほどに疲れた状態で布団に寝転んだことで危うく眠りそうになったけど、どうにか耐えた自分を褒めたい。

 お互いに軽くマッサージしながらこの後の種目について話した結果、次はスクワットに決まった。

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