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132話 一種の羞恥プレイ①

「あっ、そろそろ始まるよ~」


 この後すぐ、ミミちゃんのチャンネルでとある動画がプレミア公開される。

あたしとミミちゃんはリビングでノートパソコンと向き合い、リアルタイムで視聴するべく待機中だ。

 長さは五分ほど。内容はいわゆる切り抜き動画と呼ばれるもので、ミミちゃんのかわいいシーンが詰め込まれている。

 なぜ公開される前から詳細を知っているのかと言えば、作ったのが他ならぬあたしだからだ。

 概要欄に記された『動画作成:一角ユニコ様』という文字列を見ると、なんとも言えない高揚感を覚える。


『あたしの部屋でミミちゃんと一緒に見てるよ!』


 と、自慢かと思われても仕方ないコメントを送信。

 すぐさま反応してくれたリスナーさんたちに向けて、あたしはさらにコメントを打つ。


『ミミちゃんめちゃくちゃいい匂いする』

『どことは言わないけど柔らかい』

『甘えた声で誘惑しt』

『楽しみに待機してます』

『ミミちゃんに乗っ取られた!』


 途中で隣からの妨害を受けつつも、最低限のことは伝えられた。


『光景が目に浮かぶw』

『てぇてぇ』

『相変わらず仲良くて微笑ましい』


 怒られたらどうしようと少しだけ心配していたけど、ラインは越えずに済んだらしい。

 ミミちゃんのお股に顔を埋めて深呼吸したり、服の内側に手を突っ込んで直接おっぱいを揉んだりしたという詳細な情報は、さすがに伏せておく。


「ミミちゃん、甘えた声で誘惑してくれてもいいんだよ? ほら、昨日エッチした時みたいに」


 唯一事実と異なるコメントを現実のものとするべく、視線を横に向けつつ提案する。


「カウントダウン始まりましたよ。せっかくユニコちゃんが作ってくれたんですから、集中して見ましょう」


 華麗にかわされてしまった。

 冷静であるかのように見せつつも照れて少し赤面している様子がなんともかわいらしい。


「力作だから期待しててね! ミミちゃんのかわいいところ、たくさん詰まってるよ~」


 ミミちゃんのチャンネルで公開される動画だけど、その内容をミミちゃんはまだ知らない。

 初見の反応を堪能したいという理由で、あたしがそうお願いしたからだ。


「楽しみですけど、改めて自分の切り抜きだって思うと恥ずかしくなってきました……」


「いまから恥ずかしがってたら、この先大変なことになっちゃうかもね」


「へ? それってどういう――」


 あたしの意味深な一言にミミちゃんが疑問を抱いた瞬間、予約した時間を迎えたことで満を持して動画が公開される。

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