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117話 今宵のデザート

 あたしがマネージャーさんとの通話を終えて部屋を出ると、ほんのわずかな時間差でミミちゃんも自室から姿を現した。


「あっ、ユニコちゃん。打ち合わせ終わったんですね」


「うんっ。早めに終わったから、ちょっと世間話を――ん~、ちょっと違うかな。のろけ話を聞いてもらってた!」


 話を続けながら、リビングに移動してソファに腰を下ろす。

 外はもう真っ暗で、いい子はとっくに眠っている時間だ。


「の、のろけ話ですか」


「二次創作で考えられてる以上にイチャイチャしてますねって言われたよ~」


「確かに、それは否定できませんね」


 ふふっと柔らかな微笑を浮かべ、ミミちゃんがキッパリと言い放つ。

 ファンのみんなが『さすがにこんなことしてないだろうな』と思うようなことどころか、それ以上のとんでもないことすらもあたしたちにとっては日常の出来事だ。


「ところで、晩ごはんはどうしましょう?」


「ミミちゃんをいただこうかな」


「お風呂の後にしてください」


「は~いっ。でも、我慢できなくてお風呂の中でつまみ食いしちゃうかもしれないな~」


「そうなったら、わたしも遠慮なくつまみ食いさせてもらいます」


「のぼせないように気を付けないとね」


「あっ、そうだ。一昨日買ったバスボム、使ってもいいですか?」


「もちろんっ」


 こうしてお風呂のことで盛り上がり始め、数十分ほど話し込んだところで不意に二人のお腹が同時に鳴る。

 晩ごはんをどうするかという話に戻り、時間も遅いのであり合わせでなにか作ることに。

 そして、食後の運動がてらコンビニにデザートを買いに行こうかという意見も出たものの、これから運動を兼ねた極上のデザートが待っているという理由で棄却された。

 布団の中で味わう今宵のデザートは食べ過ぎても太ることはないけれど、寝不足にならないかどうかだけが心配だ。

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