109話
屋上にて、ぼくと里香、ダリアの三人は、屋上で昼ご飯を食べてる。
里香の作るベリーデリシャスな昼ご飯を食べて、一息ついたとき、ダリアがふと言った。
「んでー、クラスメイト達は、なんて?」
ダリアが里香をひざまくらしてる。
里香は作りすぎたサンドイッチを食べすぎて、横になっていた。かわいい。
「なんてって、なんて?」
「いやだから、クラスメイト達の様子だよお兄ちゃん」
「????」
何を聞きたいんだろう。
するとダリアが、あきれたようにため息をついた。
「クラスメイトたちって、お兄ちゃんとりかたんをいじめてたんでしょ? ほら、罰ゲームで、りかたんをお兄ちゃんに嘘カノさせるあれ」
あー、そういやそんなことあったね。
てゆーか、朝言ってたっけそれ。
「別にクラスの人たち気にしてなかったよ、ね、里香?」
「うーん、わかんないかなぁ。しんちゃん以外、見えてなかったし」
ぼくだけしか見えてなかったの?
なんてことだ、ぼくに夢中ってことか! 可愛い、好き。
「ラブリー里香」
「やん♡ しんちゃんすきー」
幸せだ……。
ダリアがあきれたようにため息をつく。
「まー、変なことされないんだったら、別にいいけどさ。何かあったらすぐホウレンソウね」
「「ふぁーい」」




