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リワールド・フロンティア-最弱にして最強の支援術式使い〈エンハンサー〉-  作者: 国広 仙戯
第六章

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●8 ヤマガミと『管理室』 2








 フリムの提唱ていしょうした『やり過ごし作戦』は見事にこうそうした。


 あれからもSBの群れはひっきりなしにやってきた。


 というか、冗談抜きでチョコレート・マウンテン中のSBに総動員がかかっているらしく、いくつもの群れがネットワーク上のパケットのごとく、山道を巡回しているようなのだ。


 群れにもそれぞれ違いがあって、僕達が見たマウンテンロード&イエティの団体+通常SBの取り巻きはその一種に過ぎず。


 他には、ヤマガミことマウンテンロード融合体を擁した群れ、通常SBだけで構成された群れ、反対にマウンテンロード&イエティといった特級SBの群れ等々、枚挙まいきょいとまがない。


 それぞれと戦っていたら、時間がどれだけあっても足りなかったことだろう。


 でもフリムの考えた『やり過ごし作戦』は、全ての無駄な戦闘を回避させてくれた。


 SBの群れが近付いてくる気配をエイジャが察知し、その情報をもとにフリムが〈モディファイテレイン〉で逃げ場を作り、全員でブレスレットと隠蔽術式を併用して潜伏する。


 そうすると、面白いほどあっさり、SB達は僕達をスルーしてどこかへ行ってしまう。


 ブレスレットの使用や支援術式の発動にはそれなりに術力やフォトン・ブラッドを消耗するけど、本格的に戦うよりは全然マシだ。それに、一番消耗の激しいフリムは特殊体質なので、まず枯渇状態イグゾーストになる心配がない。


 このおかげで、これまでの苦労は一体何だったのかと言いたくなるほど、僕達はすんなり山頂へ到達することが出来た。


「ここが、チョコレート・マウンテンのいただきの一つ……」


 ひたすら続く険しい登り道を上がって、ようやく辿たどいた山頂。


 そこは、平たくならされた広場になっていた。


 さもありなん。本来ならここにはマウンテンロードがいて、次のみねを目指すエクスプローラーを抹殺せんと待ち受けているのが常なのだ。


 つまり、この広い空間は戦場なのである。


 が、しかし。知っての通り、本来ここを守護するべきマウンテンロードはいない。エクスプローラーが来てもいないのに現実世界に具現化して、今もチョコレート・マウンテンのどこかをほっつき歩いて――いや、これまで見てきた群れのように走り回っているのだ。


「はぁ……空が広いわねぇ……」


 眉のあたりにてのひらひさしを作って、フリムがしみじみと呟く。


 これまで必ず視界のどこかをさえぎっていた断崖絶壁がないので、ひどく視界がひらけている。


 チョコレート・マウンテンはいくつもの頂上を持つ連山れんざんだけど、それでも近くに壁も何もない場所から見る青空は、吸い込まれそうなほど解放感に満ちている。


「ふぬぅぅぅぅ……!」


 変な声が聞こえるな、と思って見たら、ハヌが小さな体で大きく伸びをしているところだった。両腕を上げ、全身に溜まったりを放出するように、ぐいーっ、と背筋を伸ばしている。


「フヌー」


 その隣で真似をしているムーンは、けれど伸びの仕方がわからないのか、ポーズをなぞっているだけ。頑張って表情まで似せようとしているのがちょっと可愛い。


「――で、じゃ。ここへ来れば何ぞわかると言っておったが、一体何がわかると言うのじゃ?」


 満足するまで羽を伸ばしたハヌは、腰に両手を当て、振り返りながら僕――の背後にいるエイジャに問う。


「ワカルト、イウノジャ?」


 そっくりそのままトレースするムーン。最初はムーンが真似するたびに気にしていたハヌも、いまや一瞥もくれないほど慣れてしまっていた。


「この遺跡、チョコレート・マウンテンにおける〝頂上〟は、オレが統括管理するルナティック・バベルで言うところの〝セキュリティルーム〟にあたる。これがどういう意味か、わかるかい?」


「問いに問いを返すな。く答えよ」


「やれやれ、会話を楽しむというのは生きる上で必要なうるおいだよ、小竜姫」


「おぬしと会話せずとも、潤いなど十分に間に合うておる。余計な口を叩くな」


 エイジャが彼なりにウィットに富んだトークをしようとするが、そのことごとくがハヌにピシャリと叩き落とされてしまう。


 もはや声を出さず、大げさに両肩をすくめ、いかにもな仕種しぐさで首を横に振るエイジャ。


 が、これ以上いじょう抗弁こうべんしてハヌの機嫌を損ねる愚を悟ったらしい。


「質問に答えよう。色々とわかるのさ。特に、オレがマイマスターと共にある限り、ね」


 ふっ、と意味ありげにエイジャは微笑む。


「さて、マイマスター。この遺跡によほど特異な変化でも起こっていない限り、ここには『端末』があるはずなんだが、わかるかい?」


 唐突な問いに、けれど僕は首肯した。


「うん。多分、アレだよね……?」


 僕は頂上広場の片隅にある、小さなほこらを指差した。


 空の青以外は辺り一面がチョコレート色で、ちょっとわかりにくいが、確かに岩で粗雑に組まれたほこらがある。意識しないと見落としてしまうほど、茶褐色の山肌に同化してしまっているが。


「ほう? 石祠せきしか」


 ハヌが強めの反応を示した。ほこらと言えば、小さいながらも神様をまつるものだ。現人神としては興味を引かれてしまうのだろう。


 僕も知識では知っていたが、この目で見るのは初めてだ。


「ああ、アレだね。あれこそが、この遺跡における『コンソール』だ。マイマスター、どうかアレに近付いてくれないかい?」


 お願いする形式を取ってはいるが、あの祠を活用するのは僕達にとって必須事項だ。エイジャに言われるまでもなく、僕達はゾロゾロと祠へと近付いていく。


「てか、本当にいい天気すぎないコレ? 景色もいいし、なんだったらここでキャンプとかバーベキューとかしたいまであるわよね」


 石祠へ歩み寄る間に、フリムが改めて辺りを見回しながらそんなことを言う。


「うん、みんなで一度そういうのやってみたいよね。エクスプロール関係なく。きっと楽しいんだろうなぁ……」


 ほんの一瞬だけ、益体もない想像が脳裏を支配する。


 どこかの山や森でテントを設営し、焚き火を起こして、みんなでワイワイしながらお肉を焼いたり、お茶を淹れたり。


 ハヌやロゼさん、フリムはもちろんのこと、エイジャやムーンまでもが僕の妄想の登場人物である。なんだったら、さらにヴィリーさん達『蒼き紅炎の騎士団ノーブル・プロミネンス・ナイツ』の皆さんを入れてもいいぐらいだ。


「――ま、それもこれも、生きて街に戻れたら、の話なんだけど」


「…………」


 フリムのドライな呟きに、僕の意識は一気に現実へと引き戻された。頭の中で膨らんでいたイメージが風船みたいに、パン、と弾け飛ぶ。


 遺憾いかんながら、まったくその通りだ。


 ルナティック・バベルの第一一一階層――別名『開かずの階層』に足を踏み入れて以来、僕達は日常から隔絶されてしまっている。


 エイジャの用意した悪辣なゲームを命からがら――まぁ、実際には仮想現実だったようだけど――抜け出したにも関わらず、現在はこのチョコレート・マウンテンにほぼ【軟禁状態】だ。


 油断していたら足元を掬われる――気を抜いてはいけない。


 実際、味方に背中に撃たれた形とはいえ、あのロゼさんが戦線離脱という状態だ。あまり実感はないがそのじつ、僕達は細い糸の上を綱渡りしているにも等しい状況なのである。


「ふむ、そういえば妾とラトはその〝きゃんぷ〟や〝ばーべきゅー〟なるものをやったの。野営をして肉を食うのであろう? それで思い出したが、あの兎の肉はなかなかに美味であった」


「あ、それならアタシとロゼさんもそうよ? ゲームの予選の時でしょ? アタシ達は肉じゃなくて魚だったけど」


 エイジャのゲーム内――鬼人の一号さん達と出会う前――でのことを思い出したのか、嬉しそうに口元をほころばせる。フリムの当時のことを想起したのか、その話に食い付いた。


 さらにはエイジャも加わり、


「そうだろうとも。ゲームにおいて『食』にだけは不自由しないよう舞台を設計したからね。なにせ食べ物がないと人間は死んでしまう。それは仮想体アバターに精神だけを乗り移らせた状態でも同様だ。たとえ体に影響はなくとも、食事をしないと心が衰弱死するのさ。不思議なことにね」


 まるでそうなった人間を見たことがあるかのように、赤毛の美少年は語る。蠱惑的こわくてき微笑ほほえみながら。


 と、そんなことを喋っている間にほこらのそばに辿り着く。


「――さて、君達はこれまでオレのルナティック・バベルにおいて、何度もセキュリティシステムに触れたことがあると思うのだけれど、ここで問い掛けを一つ」


 エイジャが僕の背後霊をやめ、ふわり、と宙を舞うように石祠へと近付く。


 まるで番人のごとく岩を組んだ祠の前に立ったかと思うと、僕達に意味ありげな流し目を送りつつ、


「人類の侵入を拒絶しているはずの遺跡レリクス何故なにゆえ、君達にセキュリティシステムの操作権限を与えるのか。考えたことはないかい?」


「――? セキュリティシステムの操作権限……?」


 突発的な質問に、僕は小首を傾げる他なかった。


「なんでって……そりゃゲートキーパー級を倒したんだから、権限ぐらい譲ってもらわなきゃ割に合わないじゃない」


 フリムが言外に、何おかしなこと言ってんのよアンタは、と言うかのごとく返す。


 だけど、違う。それはエイジャが投げかけた疑問の答えにはなっていない。


「いいや? たとえゲートキーパーが活動停止シャットダウンされようとも、大事なシステムの操作権限まで与える理由にはならないさ。大体、本気で君達人類の侵入を拒むのなら、出入り口にゲートキーパーを二十体ほど配置すれば充分な上、システムにもロックをかければいい。違うかい?」


「はぁ? なによそれ、そんな根本的なこと……」


 フリムがしかめっつらで言い返そうとして、ふと舌を止める。おもむろに腕を組み、右手の指で自らの顎を摘まむようにして、考え込み始めた。


「……言われてみれば、確かにそうね。つか、本気で閉め出したいんなら扉も開ける必要もないわね。無人の廃墟じゃなくて、アンタみたいなAIが管理してるんだし、その気になればいくらでも……」


 意外にもフリムは本気で考察を始めていた。しばしブツブツと呟いていたかと思うと、


「……もしかして、わざとアタシ達みたいな人間を誘い込んでるってこと?」


 思考を要約してまとめた質問に、しかしエイジャは頷きもせず、また首を横に振ったりもしなかった。


「さて、どうかな。大変お気の毒なのだけど、オレからは答えを言えない仕様になっているんだ」


「言えんのかい! アンタなめてんの!?」


 エイジャのふざけた応答に、フリムが間髪入れず突っ込んだ。まるで事前に打ち合わせでもしたかのようなテンポのよさである。


 エイジャは、あは、と笑って、


「申し訳ないね、そこについてはロックがかかっているのさ。オレの口から直接言うことはできない。【だから】、質問の形でヒントを、ね」


 イタズラっ子みたいに片目を閉じて、人差し指を唇の前に立てた。


「これでマイマスターを始め、君達が遺跡レリクスの存在意義について考えるようになってくれるのなら、オレとしては嬉しいのだけれどね。というわけで、閑話休題だ」


 そう言って話に蓋をすると、エイジャは石祠に手を触れさせた。と言っても、しつこいようだが立体映像である。いちいちそんなことをする必要はまったくない。


「詳しくないであろう小竜姫、そしてムーンのためにも簡単に解説しよう。先程も言ったが、このほこらこそが、ここの遺跡における『端末』――つまり『コンソール』となる。オレのルナティック・バベルでは見た目からしてわかりやすい形状をしているが、ここのは少々、否、かなりわかりにくい形をしているね。まぁ、このあたりは遺跡の制作者、および管理AIの性格がじかに出るところだ。文句をつけても始まらない」


「ほう」


「ホウ」


 納得したようにハヌが頷き、それに倣ってムーンも首を縦に振る。でも二人とも、見事なまでに『なるほど、よくわからん』という顔をしているので、後で捕捉の説明が必要だと痛感した。


「そして、一見して自然の山のようにしか見えないこの山が何故『遺跡レリクス』と呼ばれるのか。その答えもここにある」


 エイジャがそう言った瞬間、石祠を中心として、いくつものARスクリーンが同時に浮かび上がった。


「おお……」


「オオ」


 若干ながら驚いてしまったのか、ハヌの喉から呻きにも似た声が漏れる。それもまたムーンが模倣した。


 一度に十枚以上展開したARスクリーンは、パッと見る限り、どれも何かの設定プロパティを表示しているようだ。


 実を言うと僕は、遺跡のセキュリティシステムを解除した経験がない。なんだかんだで僕が撃破したゲートキーパーと言えば、ハヌと一緒に戦った海竜ことタケミナカタ、そして単独で挑んだヘラクレスだけだったりする。


 しかし、タケミナカタの時はさっさと逃げてしまったし、ヘラクレスの時は勝利した直後に気絶してしまった。


 なので、コンソールにれて階層かいそうに進むためのセキュリティを解除した経験が皆無かいむなのだ。


「そう、見ての通りだ。これはこの遺跡のセキュリティシステムを表示したもの。つまり――【チョコレート・マウンテンは人工の山なのさ】。全てにおいてね。だからこそ、ここは君達人類から〝遺跡〟と、そう呼ばれているわけさ」


 これまでの振りでそんな気はしていたけれど、流石に『全てにおいて』という発言には反応せざるを得なかった。


「はぁ? アンタ何言って――」


「ぜ、全部……!? ここの全部が人工の、人が作ったものってこと……!?」


 またも顔をしかめるフリムの声を遮って、僕は声を高めてしまった。


 そう、ある程度は人の手が入っているだろうという説は、かなり前からあった。


 マウンテンロードが出現する山頂の片隅に、必ず置かれているほこら。それがセキュリティシステムにアクセスするコンソールであり、マウンテンロードを撃破後であれば、次の山頂への道を解放することができるというのは、このチョコレート・マウンテンでは常識である。


 しかし。


 エイジャの言葉を信じるなら、大きなチヨコニウムの山に『人の手が入った』のではなく、この巨大な連山そのものが『人の手で作られた場所』だという。


 いやいやいや。


 そんな馬鹿な話があっていいものだろうか。


「それはそうさ。よく考えてもみたまえよ、マイマスター。こんな鉱物が自然界に存在すると思うかい? 存在するのだとすれば、どうしてこの山以外では発見されていないだろうね?」


「…………」


 思いも寄らなかった指摘に、僕は絶句する。確かにエイジャの言う通りで、チヨコニウムがこの遺跡以外の場所で見つかったという話は、聞いたことがない。


「そう、これは特殊な合金なのさ。今はもう失われてしまった文明によって生み出された、ね」


 唖然とする僕に、さも当然のごとくエイジャは解説する。


 詰まる所、チヨコニウムもまたルナティック・バベルの構造体と同じく、終末戦争によって滅びた古代文明の産物なのだ――と。


「というかだよ、マイマスター。原則的に遺跡レリクスというのは全域にSBセキュリティ・ボットが出没する場所だ。そんな〝異界〟と呼んでも差し支えない場所に、人の手が入っていないわけがないだろう?」


 まるで道化ピエロみたいに両手を広げたエイジャは、僕を小馬鹿にするように唇の端を釣り上げた。


 そう言われると、ぐうの音も出ない。


 だけど、エイジャの言うことが真実であるならば、僕が前にエクスプロールしていた巨大な大空洞『キアティック・キャバン』も、ロゼさんがソロで活動していた竜の棲む森『ドラゴン・フォレスト』も――それどころか、他の天然自然系の遺跡レリクスはみな、そう見せかけているだけの【人工物】だということになる。


「……信じられない……」


 いったい古代文明の人々は、どうやってそんな途方もないことをやり遂げたのか。まったく想像もつかない。


「昔の人ってみんな神様か何かだったってわけ? 荒唐無稽こうとうむけいすぎて全然ピンと来ないんだけど」


 難しい顔をしたフリムが、肩をすくめて首を横に振る。自慢のツインテールがリズミカルに宙を躍った。さらには『神様』という言葉で連想したのか、紫色の瞳をハヌに向ける。


「なんじゃ? 妾は関係ないぞ。昔のことなどよう知らぬ」


 物言いたげなフリムの目線に気付いたハヌは、それをにべもなくはねけた。


 しかし考えてみれば、ベクトルこそ違えど現人神であるハヌの力は強大無比だ。かつての人類が同スケールの技術を持っていたとしても、不思議ではないのかもしれない。


「神か。それは言い得て妙だね、ミリバーティフリム。そうだね、少なくともオレにとっては、かつての人類は生みの親――『創造主』だ。それを指して神と呼ぶことに違和感はないが」


 意外にも、エイジャはフリムのげんを認め、肯定した。かと思えば、


「しかし、だからこそ【彼ら彼女らは滅びたのさ】。あまりにも優秀すぎて、あまりにも進歩しすぎて、あまりにも世界を把握しすぎたが故に、ね」


 と意味深な言葉を吐いて、あらぬ方向へと視線を逸らす。どうも終末戦争が起こって古代文明が滅びたことを言っているようだが、さっぱり要領が得られない。


 一体どういう意味なのか――と問う前に、


「というわけで、かつての人類が残したからこそ〝遺跡〟と呼ばれる場所だが、このように要所には必ずと言っていいほど『コンソール』が置かれている。理由は様々だが、その大半はオレの口からは言えない。が、これを使って【何が出来るか】については制限されていないんだ」


 刹那、祠の周囲に展開している十数枚のARスクリーンの表示が目まぐるしく変化した。まるで万華鏡か何かのように画面が変移して、一秒後。


「――判明した。このチョコレート・マウンテンの統括AIはあそこにいるようだ」


 エイジャの指が、僕から見て右方向を差した。


 角度は上向き――ではなく、【下向き】。


 僕達の立つ山頂から、斜め下方向を示している。


「え?」


「ん?」


「はぁ?」


 僕、ハヌ、フリムがほぼ同時に怪訝な反応をして、


「エ、ン、ハー?」


 それを聞いたムーンが全部をまとめて真似して、意味不明の単語を口走った。













いつもお読み頂きありがとうございます。


作者の仙戯です。


更新の間が空いてしまい申し訳ありません。


感想欄にて皆様のくださるメッセージ、ありがたく拝読させていただいております。


皆様の応援のおかげでリワフロの執筆を続けることができております。


心より感謝を。



しかしながら、既にお察しの方もいらっしゃるかもですが……


ここ最近「仕事」が忙しくなってきてしまい、なかなか時間が取れません。


まだしばらくは「仕事」に集中しなければなりませんので、また次の更新まで間が空いてしまうと思います。


リワフロは現在の自分のライフワークのようなものなので、必ず完結まで駆け抜ける覚悟です。


大変申し訳ありませんが、しばしお時間をいただければ……と思います。


諸々が終わり次第、そこからはリワフロに一極集中してこの六章の終わりまで一気に書き上げる所存です。


ラト達と一緒にリワフロの世界を飛び回るのを作者も楽しみにしておりますので、どうかご期待の上、お待ちくださいますよう。



お知らせです。


現在、新しく『最終兵器勇者~おとなしくしていたのに処刑されそうになったので反逆します。退職金ガッポリもらってスローライフの旅へ~』という作品を掲載中です。


こちらはラトとは正反対のタイプかつ大人の主人公ですので、またひと味違った作風になっていると思います。


リワフロほど「ジェットコースター」ではありませんが、そのぶん安心して読んでいただけると思いますので、何卒よろしくお願いします。



お知らせ、その2です。


去年にご依頼を受けて執筆していた作品が、近々発売予定(9月頭)です。


商業ではなく、個人出版となります。


ご依頼主の方が原案・プロット・イラストを担当し、私こと国広仙戯が資料やあらすじをもとに全文を書き上げました。


総文字量25万を超える分厚い本になる予定です。


タイトルは【UNKNOWNアンノウン -狂月の女神-】といいます。


検索していただければ、BOOTHの通販ページが出てくると思いますので、ご予約・ご注文はそちらからお願いいたします。


内容はSF伝奇といいますか、自分が原案ではまず思いつかないようなストーリーになっております。


しかも女性主人公。イケメンが複数登場するので、なんといいますか……乙女ゲーチック?


国広仙戯としてはかなりの異色作です。


個人出版なのでお値段は高めですが、本好き、文字好き、読書好きなビブリオマニアを自称する方にこそオススメの一冊となります。


是非ともよろしくお願いします。



それでは、また次回の更新にてお会いいたしましょう。




国広仙戯

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― 新着の感想 ―
久々にまだ読み直そうと思って戻ってきました。やっぱり面白いです。いつまでも待ってます。
[一言] 面白い!続き待ってます!
[一言] 前々からカレルさん辺りが考えていた疑問がここで再燃しましたね。遺跡の存在意義、セキュリティという割に「クリアさせる」前提の仕掛けの数々。何のためにこれらの遺跡が用意されたのか、興味が尽きない…
感想一覧
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