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廻る廻る星と月の空 ~異世界と仮想世界と現実とその最果て~  作者: 小東のら
第1章 ティルズウィルアドヴェンチャー
37/47

《1章キャラ紹介》

〇1章キャラ紹介ネタバレなし


・グレイ

挿絵(By みてみん)

 異世界の勇者。魔王を倒した直後に、その命の光によって異世界転移をしてしまう。

 地球の常識なんて知らないし、ゲームの知識なんて全く無いし、レベルは1だし、お金は無いし、なにかと苦労を背負った者である。

 とりあえず、帰る道と手段を探している。偽名で『グラド』と名乗っている。


・橘 龍之介

挿絵(By みてみん)

 ゲーム会社『アナザーワン』にアルバイトとして雇われている高校2年生。

 ゲーム『ティルズウィルアドヴェンチャー』の調整中、妙な事件に巻き込まれてしまう。


・クロ

挿絵(By みてみん)

 グレイがゲーム内で出会った少女。

 ゲームの不都合のせいでグレイと同じようにLv.1のまま高レベル地帯に飛ばされてしまう。この状況を打破しようと、グレイと行動を共にする。


・キョウ

挿絵(By みてみん)

 ゲーム内で悪質なプレイヤーに絡まれていたところをグレイに助けられた少女。グレイが初日に酒場で話を盗み聞きしていた時の少女でもある。

 その縁もあってか、グレイたちに降りかかった奇妙な事件の解決の手伝いをするようになる。


・ガスロン

挿絵(By みてみん)

 キョウの友達。学校での人気者で、『ティルズウィルアドヴェンチャー』のゲーム内でも屈指の実力者である。伝説の武器『神槍ボセムグニル』の所有者。

 グレイたちが巻き込まれた都市伝説に興味を示し、自分も彼らと行動を共にする。


・ベルナデット

挿絵(By みてみん)

 キョウの友達。学校での人気者で、『ティルズウィルアドヴェンチャー』のゲーム内でも屈指の実力者である。伝説の武器『双魔剣ツイルベイリーン』の所有者。

さばさばとした性格をしている。


・江古田 明仁

挿絵(By みてみん)

 龍之介がアルバイトとして勤めているゲーム会社『アナザーワン』のクリエイター。大分年を取っており、温和な性格から社内で人気の上司である。


・天城 誠史郎

挿絵(By みてみん)

 龍之介がアルバイトとして勤めているゲーム会社『アナザーワン』の社長。都市伝説に大きな経費を掛けられないため、アルバイトである龍之介に『英雄亡霊』の調査を命じている。


・英雄亡霊

挿絵(By みてみん)

 ネットに蔓延る都市伝説。

 この亡霊に捕まったら……。






〇キャラ裏話・雑感・設定など

 《ここから先は第1章のネタバレが含まれます。第1章を読んだ後でご覧ください》

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・グレイ のちにグラド

 このお話の勇者であり、主人公。

 でも本人の勇者としての自覚は足りない。本人の醸し出されるオーラの無さから、何度もただの旅の付き人と誤解されていた。

 勇者なのにいじられ系キャラ。


 彼を讃えるために建てられた多くの銅像や描かれた絵画は、どれもこれもたくましい肉体で男らしい風貌を持ち合わせている為、もはや誰の事だか分からなくなっている。


 女性の恋心に全く気が付かない。恋愛ごとに関しては全くの無力。女心など微塵も分かりやしない。恋を知らない殺人マシーン。

 何度アリシアが苦虫を噛み潰したような顔をしたことか。


 ホモの噂までたっている。

 ホモの噂までたっている。

 ホモの噂までたっている……。



・橘 龍之介(アバター名:亀吉)

 このお話のもう1人の主人公。

 1章でたっぷりと噛ませ役を演じた、まさかの噛ませ主人公というスタイルを突っ走るキャラクター。

 設定としては最強の勇者グレイとの対比として描かれる主人公の予定だからね。仕方ないね。今日も元気に噛ませ役を演じます。

 

 『亀』というあだ名は、幼馴染たちから「お前は『龍』って感じじゃないな」「『亀』だな、『亀』」という感じで付けられた。腹いせにそいつらにも『鮭』とか『鰹』とか変なあだ名を付けてやっている。


 そしてごめんね、龍之介。君の1人目のヒロイン、まともに出てくるのが大分先なんだ。ごめんね、君のヒロイン当分出ないから。



・クロ

 可愛い振りしてあの子~割とやるもんだねっと~

 ハイテンション幼女キャラ。媚びたと言われてもおかしくないキャラクター……であるが、私は一切後悔していない。

 まぁ、ちゃんとストーリー上で意味のあるキャラだしね。ただ、ヒロインっぽいやつ出ないな~……致命的だな~……なんか適当に足しておくか~……、とかで作った訳じゃないんだからねっ!


 こうして振り返ると、12話とか14話とか結構な白々しさである。18話とか、グラドが『英雄亡霊』な訳が無いと分かっていながら彼を苛めてました。

 ちなみに8話のスレで『英雄亡霊グレイ』の話題を振ったのはこの子。「こいつら全然今話題の話をしねぇっ!」って若干もの悲しい思いで自分から話題を振りました。



・柊 京子(アバター名:キョウ)

 可愛い振りしてあの子~割とやるもんだねっと~(パート2)

 この子もだいぶ白々しいお方。演技力には定評があります。体育の授業とかで、限りなくごく自然にわざとミスをすることに関しては最早右に出る者はいない。

 上手なミスが出来た時は内心でニヤリと自画自賛している、ちょっと悪い演技派なお方。


 グラドの事を尊敬しているが、別に恋愛感情があるわけじゃない。ちょっと恐怖感の混じった尊敬を抱いている。つまり、ヒロインではない(涙)。


 魔法使いから剣士にジョブチェンジしたからといって、今の魔法使いの衣装を脱ぐ気はさらさらない。割と気に入ってるご様子である。辻斬り系魔法少女。



・綾崎 雄樹(アバター名:ガスロン)

 櫛橋 万葉(アバター名:ベルナデット)

 大林高校のデコボココンビ。学内では秀才であるが気の良い雄樹に、姉御肌の万葉といった感じに学内での人気を集めている。

 それが原因で、彼らの取り巻きである気の弱い京子が嫌がらせを受けたりもするのだが、それは彼女が内心でほくそ笑む要因を増やしているだけである。

 悪い女である、京子は。



・渋川一徹

 彼は犠牲になったのだ……。ストーリ上の犠牲の犠牲にな……。



・クロロベンゼン

 彼は犠牲になったのだ……。助かる描写を書くのが面倒くさいという怠慢の犠牲の犠牲にな……。



・天城 誠史郎(社長)

 江古田 明仁(上司)

 会社『アナザーワン』の創設者と年の功が良く効いた年功者。無駄にがたいの良い社長には、昔、熊を素手で倒したことがあるという噂がある。


 江古田さんはとても穏やかな人で、よく仏と間違えられる。年を取っているとはいえ、20年以上も全く姿が変わらないことから、本当に仏なのでは? という噂が立っている。


 ちなみに社長は今回のログアウト不能の大異変に巻き込まれている。多分、閉じ込められたゲームの中でも素手で熊を倒している。


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