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ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む  作者: 紫楼
一章

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42/45

41話 お義父さまは甘納豆がお気に入り。

 煮豆のレシピを思い出そうと思ったんだけど、醤油がな~い。


 私は朝目覚めてそんなことを考え、自分の食いしん坊さにちょっと凹む。

 ま、豆はあるんだから、いろいろお試しで作ろう。

 あれこれ思いついてはその日の気分で動いちゃうからいけないんだげどねー。


 カカオはコックさんや騎士さんたちの家族で手が空いてる人に仕分けてもらうことになった。

 食べてみて美味しかったら本格的に扱い方を考えようって。

 扱い方も何も仕入れルートが確保できたら多分速攻で工場作るよ。お義母さまが。



 朝ごはんの後、ルルゥに豆を数時間煮込んで灰汁取りと砂糖の投入とか指示して。

 中まで煮えたら半分はそのまま、半分は軽く乾かしてってお願い。


 午前のお勉強を済ませて、お昼を食べてからキッチンで少しだけ煮豆をパウンドケーキに混ぜて焼いてもらって。

 乾かした分に砂糖をまぶして甘納豆~。

「うま~」

 煮豆もつくった。ただの甘煮しだけれど美味しい。

「あらこれは中々いけるわぁ」


 ルルゥは私が教えたレシピをしっかり習得してアレンジもしちゃって、毎日進化させてるからただの煮豆も今後は楽しみ。

 元々王都からくる途中に食べたものより美味しい料理を作ってたから才能が凄いんだよね~。研究も熱心だし。


 美味しいものをより美味しく食べたいって言う熱意はここのコックさんたちはみんなが持ってるから、私がお仕事増やしちゃっても嫌な顔されないので良かったな。


 カカオ豆もちょっとだけ選り分けして、クッキー生地に混ぜて。

 

 本当はチョコレートドリンクも欲しいけどいっぱいいるようになっちゃうから、今は我慢~。


 パウンドケーキが焼けた・・・んんっ。


 まぁ・・・居るよねぇ。お義母さまが目をキラキラさせて焼きたてのパウンドケーキ見てるよ~。

 お義父さまはすで黒豆甘納豆をバクバク。


 いっぱい作ってもらったけど足りないかも。

 コックさんたちがそっと保管庫に行くのが見える。


 黒豆はこのあたりの畑でもきっと育つだろうから農家さんにお願いしてもらおう。


 お義母さまが、ルルゥに切り分けて貰ったケーキをパクッと一口。美味しそうに食べてくれるので気持ちいいよね。


 お茶もあると良いなー。焙煎や発酵の違いだったよね?紅茶屋さんに依頼したらどうにかなるかな。煎茶や抹茶が飲みたい。


 麦やトウモロコシはあるからそれもお茶にしたら健康茶になって良いかも。


 カカオの皮もお茶に出来るんだった。さっきわけた皮を煮出してもらおう。


 クッキーも焼けた頃には、ケーキと豆菓子は消えてたよ!もちろんハロルドがジュリアスさまとセリウスさまとクラウスさまの分は避けてくれてたけど。


「いやぁ、初めての味で美味しいとうっかり食べすぎてしまうのぅ」

 お義父さまがそんな言い訳をするとお義母さまも隣でうんうんって。

 当然クッキーも物凄い勢いで消えて、カカオティーも香りが気に入ったのか評判が良くて。

 カカオ豆もコーヒー豆も大量に仕入れられるようにしようって。外国との流通をスムーズにさせようって計画することに。


 豆は3領くらい離れてる所のものだから比較的手に入りやすいけど、グレーデンでも採れるように新しく畑を用意してくれるそう。


 ここって辺境で危ない地域なはずが、なぜか農業特化な感じになってきてる気が。


 まぁ平和なのはいいことだとよね。











 

 

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