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ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む  作者: 紫楼
一章

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13/42

13話 離れは私にとって普通に豪邸でした。

 わーお、離れってなんかこうこじんまりしてると思っていたんですよ?

 

 2階建てのおっきなおうちがデデンってさ!!メグミ(私)の田舎のおばあちゃんちより全然デカい。いや、貴族の持ち物と田舎の比べたらダメなんだけど。

 本邸に比べたら確かに小さいけど立派で綺麗なおうち!

 あこがれの!夢のマイホーム!なんだよ。


 これを好きに使ってっと言えちゃうのすごいなぁ。

 作業場とキッチンが欲しかっただけだからどうしようかな?本当に好き勝手使っちゃっていいのかなぁ。


 アイテムボックスの中身を出したいけど、出していいものか。


 とりあえず一階のお部屋を確認してみたら家具やリネンは落ち着いたもので揃えられてるし、お掃除も入ってるみたいですぐに住んじゃっても大丈夫なの。


 物づくりをするのに、汚しても良い部屋ってなるとやっぱキッチンが良さげ。錬金系とかは食物保管庫をちょっと改良して机を置こうかな?

 一番近い部屋を休憩室にして隠し部屋もそこにしよう。

 

 ちょっとだけ工事入れるのと私が扱えるサイズのお鍋や寸胴とか調理器具をお願いしよう。徐々にやっていくのが楽しいよ!


 食材はいろいろお願いすると何を作るのってなるよね。まぁジュリアスさまが好きにして良いって言ってくれたんだから料理に挑戦しますって感じでイケる?


 アランたちに私の作業中は他のお部屋で休憩してもらってもいい?って聞いたら休憩は取らなくて、扉の前で待機するんだって。護衛って大変だ。


 ニーナは私が籠って出てこないと困るからずっと付いてるんだって。

 まぁニーナはいつも一緒だから良いんだけども。


 離れの探検を軽く済ませたらお昼前なので本邸に戻ることにした。


 離れに来るのにはアランに抱き上げられて、帰りはジェイクに。アルケマスヨー!オーイ!

 ニーナ、知らない顔しないで~!!


 ちょうど休憩に下りてきたお義父さまに見つかってジェイクからお義父さまの抱っこに変わった。安定感があって良い・・・


 やっとワシのターンーみたいな感じで食卓に連れられ、当たり前のように膝抱っこされている。

 私、クマのぬいぐるみとかそういう扱いなのか!!


 他のみんなは食堂にはいなかった。

 仕事だからね。訓練場の食堂でとかでお昼は都合がついた時間にそれぞれ食べるらしい。


 そしてやっぱり山盛りの肉!食事をする人数少なくても山盛りなのね。

 マッスル御用達の鶏肉みたいなもの?筋肉維持用なの?

 見てるだけで胸焼けしちゃう。調味料の種類が少ないのに焼く蒸す茹でるじゃつまんない。ルルゥさんがハーブとかでいろいろアレンジしているから、そこらの調理人より凄腕なんだとは思うんだけど、使える素材が少ないのだから仕方ないよね。


 ちなみに私のお昼ご飯は豆とベーコンと細かいお野菜のスープ。あとパン。日本の柔らかパンに慣れてるからハードパンを毎日はきついかも。

 目の前のお肉が瞬く間にお義父さまのお口の中に消えていく。


 お義父さまは私の食べる量が気になるみたいで眉毛がヘニョってなってる。

 ここの人たちにとったら鳥の餌くらいの量で信じられないんだろうな。


 リーシャがオレイユ家で食べていた量に比べたらすごく食べてるし、一日3食、私の体調を気遣って作ってもらえて最高に良い環境だから心配ないんだけどなぁ!

 あ、良いこと思いついた!


「お義父さま!私こちらの名産の食べ物とか果物が気になるので市場とかお店に行ってみたいです!」

 外出許可をくださいな~。美味しそうなものがないか見に行きたいの。


「っ!おお、それは良いな!何か好きな食べ物見つかると良いのう。ジュリアスに言って明日買いに行こうかのう」

 あれ?お義父さまといくのかな?まぁいっか。


 なんか嫁っていうより孫みたいな扱い。本物の孫ができたらすごい溺愛しそう。

 

 外からガヤガヤ音がしてるなって思ったら、セリウスさまが入ってきてハロルドに「腹減ったわー」って。


 お義父さまのお皿からさりげなくお肉を奪いながら、

「さっき仕立て屋がすごい荷物持ってきて母上がかなり盛り上がってたから覚悟しておいた方がいいよぉ、あれは50着は着せ替えられそう~」

などと洒落にならないことを言われた。50ってなんだ。10着でも多いよ。

 貴族の衣装なんて動きにくいやつよりエプロンワンピースが楽で良いよ!


 お義母さまからお呼びが掛かるまで未知の恐怖に怯えちゃった。 


 

 

 

 


 


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