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ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む  作者: 紫楼
一章

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12/42

12話 専属護衛さんとメイドさんが付いた!

 おっはようございます。爽やかな朝です!

 目覚めたら筋肉の感触に包まれてました。筋肉枕が高すぎて脇に挟まって寝てたみたい。


 起き上がってみたらナイスイケメンのフェイスが!これは破壊力があるよ。

 クミちゃんにメールしたい。


「っ・・・ぁあ、オハヨ」

 ジュリアスさまを起こしちゃった。

「おはようございます」


 新婚さんの初の朝です!何もしてないけどちょっと気恥ずかしい。

 ジュリアスさまは頭をポンポンってしてくれてから私を持ち上げてベッドから降ろしてくれた。


 その後ニーナたちを呼び入れて、簡単なドレスワンピースを着せてもらった。ジュリアスさまも着替えて髪を整えてから「よし」っていって私を抱っこで持ち上げてくれて運ばれちゃった。この家の人たち、もう私のこと歩かせない気かな?


 食堂に着いたら一応私用と思われる椅子があったんだけど、ジュリアスさまはスルーして膝抱っこのまま座っちゃった。


 お義父さまとお義母さま(テレる)たちももう席についてて。

「ジュリアス、リーシャちゃん、おはよう~」

 今日もお義母さまは綺麗です!


 どんどん食べ物が運ばれてくる。朝からとんでもない量が並んでるんですけど?

 朝食は食べない派の元OL 22歳、目の前のことが理解できない。

 辺境の人たちは身体が資本だから必要な量なのか。

 見てるだけで胃もたれしそう。


 私の前にはパンとゴロゴロ野菜のスープ。ありがたや。んん~、塩とハーブを感じるコンソメが効いていない薄味です。

 胡椒とかなんか香辛料、絶対探そう。そこら中の薬草とか実をゲットして味を調べよう!酒飲みは濃い味が好きなのよ!


 朝食を終えたら幾分幼さのある少年たちがサーキスさまに連れられてきた。

「リーシャさまの護衛のアランとジェイクです。まだ騎士見習いですが腕は立ちますし歳が近い分話しやすいでしょう」


 サーキスさまが紹介してくれると二人は、

「よろしくお願いします!!」

ってビシっとしている。主のご家族に緊張しちゃってるよね~。


「こちらこそよろしくお願いしますね」

 長時間一緒に過ごすなら仲良くできたほうがいい。良い印象をもってもらいたい。


「あとは専属メイドのサラとメルだ」

 壁際に控えていた少女を二人、紹介された。

 多分私と同じくらいの年頃なんだけど、身長はニーナより少し低いくらい。いいな。身長がほしい。

「若奥様よろしくお願いします」

 ぬ?あー、そっか。奥様なのか、そうなるのか。ちょっとテレちゃうね。


 ジュリアスさまを見上げると指で顔をコリコリ掻いてる。かわいい。

「あー、まぁ仲良くやってくれ」

「サラ、メル、よろしくお願いしますね」

 私もうれし恥ずかしいよ。

 

「リーシャちゃん、お昼に仕立て屋が来るから午前中は離れ見てきてねぇ。入り用のものがあったらハロルドに申し付けてちょうだい~」

 食後のお茶はお義母さまの膝抱っこです。

 男性陣はお義母さまをうらやましげにしつつ、お仕事や訓練に出かけた。


「離れは今は使ってないから好きに改造してもいいしお庭にも手を加えていいからね~」

 なんと!なんでもありだ。隠し部屋にあった道具とか出せそう。  

 隠し部屋を設置するのも良いのかな?


 こっそりハンバーグとかピザ作って食べたい。この世界に有るものかわからないものは表に出さないほうが良いよね?どうだろう。

 


 早速ニーナとアランとジェイクに付き添ってもらって、離れに向かってみたよ。





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