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二国の王×ガドロヌ×進軍の先に……2

 アバンとマカルデアの二人の王が前線にてその存在を示す。


「アバンの戦士達よ! 我も、我が家族も皆、解放された! 今よりこの戦場の敵をグレストロとし、祖国を奪い返す反旗の狼煙をあげるッ! いくぞ!」


「マカルデア帝国の戦士よ、私達が帝国を踏みにじった害虫を今より駆除する! 相手は人にあらず! すべてを消し飛ばし、グレストロの奴等に誰の帝国に逆らったかを知らしめるのだ!」


「「「ウオォァッ! アバン王国万歳ッ! 国王陛下万歳ッ!」」」


「「「マカルデア帝国万歳ッ! シェルビー女帝陛下万歳ッ!」」」


 空気が一変し、先程まで激しく抵抗を見せていたアバン軍とマカルデア銃帝団の動きを止め、歓喜と国を称える声が【ガドロヌ】に響き渡る。

 それに合わせるようにグリムもアンデッド達の動きを一時的に停止していた。


「成功したみたいっす……本当に無茶苦茶な作戦だったのに、よくやるっす」


 グリムはそう言うと本隊に視線を向ける。


 変化を見せた前線に身を置くアルベルム=キャトルフは声を張り上げる。


「我々の敵は卑怯なるグレストロ軍である! アバン王国とマカルデア帝国の勇気ある王達よ! 願わくば、御助力をお願いしたい! 我々は四勢力連合であり、リアナ王国、四十一代国王。ダンベルム=リアナ=ライムを助けんと立ち上がった! (こころざし)を同じく出来るならば、連合への協力をお願いしたい!」


 キャトルフの要望に対して、アバン王国国王サンガとマカルデア帝国のシェルビーは鋭い視線を向ける。


「どちらにせよ、敵はグレストロか、了承した!」


「構わぬぞ、私達はグレストロを赦せぬのでな!」


 返答を聞き、キャトルフは更に大きく声をあげる。


「今より四勢力の同盟を改めて、王帝連合とする! 黒猫よ、敵を誤るな!」


「獣帝国軍、我、ペリグロッソに続け! 黒猫に遅れるな!」


 ざわめく、グレストロ軍に対して容赦ない反撃の狼煙が上がり、火薬の香りが立ち込める。


 アンデッドと影の兵士が蹂躙し、新王連合がすべてを飲み込むように動き出す。


 逃げ惑うように、慌てるグレストロ軍は指揮系統がバラバラになっており、既に戦おうとする者は僅かになっていた。


 第二の関所【ガドロヌ】での戦闘は呆気ない幕切れとなる。


 アバン王国軍とマカルデア帝国軍を多く導入した結果の敗北はグレストロ側に大きな衝撃を与え、更に敵である連合側に大きな戦力を与える結果となったのだ。


 更にグレストロ側に取って最悪だった事は、【ガドロヌ】からアバン王国とマカルデア帝国への進行が可能であり、それは手にした隣国を奪い返される可能性が存在していると言う事実であった。


 【ガドロヌ】での戦闘を終わらせた二国は連合に対して自国を取り戻す事を口にする。


 既に補給路を断たれ、両国に残されたグレストロ軍を駆逐する方向で話が進む。


 進軍を整える間に戻ると口にする両国は、挨拶を軽く済ませ、連合に正式に加盟を示すと即座に自国へと帰還していく。


 その際に両国の要人達がキャトルフ達の客人扱いとなる。


 グレストロ軍は既に戦力低下が明らかになっており、旧リアナ王国城にて防衛の準備を整えていく。


 同時に最終決戦の地を旧リアナ王国本土とした王帝連合は着々と進軍の準備を整えていくのだった。

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