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傭兵の維持×大地と大樹×神の器……1

 ペリグロッソと獣帝軍は、傭兵団の生存者を見つける事は出来なかった。


 しかし、筒状に円が描かれた大地の境目に変わり果てたシャノワ=グランドールとその遺体を確りと守るようにする少年達を発見する事となる。


 ペリグロッソは、直ぐにシャノワと共にいた少年達を呼び、詳細を確かめた。


「いきなりで済まないが、怯えないで欲しい。我々はお前達が守ってくれていた男の友人だ。何があったか教えてほしい」


 最初こそ、怯えていた少年達であったが、ペリグロッソの穏やかな言葉運びに次第に詳細を語りだす。


 シャノワの死後、エレドリオ=ホーンとリア=バレルを筆頭に傭兵団が聖騎士の後を追い掛けた事実を語り、皆が聖騎士を追い始めた後、一人の女獣人がシャノワの死を嘆いたあと、魔石(アーティファクト)を持っていった事実と道案内をした事を伝えた。


「女の獣人さんは、すごく泣いてたんだ、“大好き”だったって……“言えなかった”って……」


 少年の口から語られる真実は余りに切なくも生々しい物であった。

 その後の道案内をした少年は途中まで地下水路を使い移動した事実と聖騎士を追っていたエレドリオ達に追い付いた事実を話す。


 その後は激しい戦いが繰り返され、その後、エレドリオとリアが風の巫女(聖女)と相討ちになった事実を伝えた。


 それから直ぐに傭兵達が慌て出し、中心から一番離れた位置にいた少年と守り役を任された傭兵の元にも、“逃げろ!”と言う声が響く。


 傭兵は少年を抱えると即座に走り出す。ただ我武者羅に駆け出していたと言えるだろう。


 次第に背後から凄まじい風が襲い掛かり、背後を走っていた傭兵達が消えていく姿を目の当たりにしたと身を震わせる少年。


 最後に少年が生き残った訳を語った。


「獣人のおじさんがギリギリで、オレを放り投げたんだ……オレは何とか助かったけど、傭兵団の人達はみんな……」


 少年の語る姿にペリグロッソは深々と頭を下げた。


「同胞の最後を見届けてくれて、感謝する。ありがとう」


 ペリグロッソ本隊は大きく戦線から遅れを取る事となった。


 しかし、それに対してペリグロッソは必要な時間であったと判断した。


 左翼側に甚大な被害が出る結果となった。


 そして、シャノワ率いる傭兵団が戦闘を開始した直後、右翼側に進行したエルイとリアナ王国軍側でも同様に戦闘が行われていたのだ。


 エルイ・リアナ王国軍側と戦闘を開始したのは、大地を司取る土神──【ディエラ】に選ばれし巫女、グヤル=テストであった。


 大樹の民であるエルイの長シュゲンと土神【ディエラ】の加護を受けしグヤル=テストが戦闘を開始する。


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