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第140話


 姉さん達をクッキーで落ち着かせている間、クラリス兄さんから最近の事を聞かれて、竜を討伐したとかゴーレムを作ってるとか話をしているとレリック兄さん達が戻って来て、父さんに許可を取って来たと嬉しそうに言ってる殿下の横でレリック兄さんが申し訳なさそうな顔をしていた。

 その後久しぶりに会う同級生やナターシャさんと話をして、パーティーが終わる時刻になった。


「それじゃ、城に来てもらう日はクリフの予定が空いてる日で良いから」


「うん、分かった。それじゃ、また今度ね」


 そう言って馬車に乗り、学園を去って行った。家に帰って来た俺達は、沸かして貰っていた風呂に先に女性陣を入れさせ俺と父さんはリビングで風呂が開くのを待って居た。


「父さん、爺ちゃん達遅いけど今日帰って来るのかな?」


「どうだろ? 義父さん結構、前から準備してたみたいだし、何処かに泊まってくるんじゃないかな?」


 それを聞いた俺は「そっか~」と言って、爺ちゃんから貰った本を読んでいると母さん達が風呂から上がって来て「お風呂空いたわよ」と言われた俺と父さんは、久しぶりに一緒に入り先に眠っているドラグノフ達を起こさない様に部屋に入りベッドに横になって眠った。

 次の日、俺は朝早くから起きてこの間作った〝強化魔石〟を使いゴーレムを作った。


「……一発目は、失敗か」


 その後、続けてゴレ助を作った時の様に何度も繰り返したが全く出来ず遂には最後の魔石を使ったゴーレムも魔石も粉々になり崩れて土に戻った。


「んっ? どうした。ゴレ助?」


 最後のゴーレムが崩れ、粉々になった強化魔石の所に行ったゴレ助は魔石の粉を吸収すると、何故か自分で手足を作りつけたした。


「……ゴレ助の魔石が強化されたのか?」


 そう言うと、ゴレ助は俺の前に〇と土で書いた。


「ッ! 俺の言葉が分かるのか?!」


 俺は、ゴレ助に近づき驚きながらそう聞くと、同じ様に〇と作った。それを見た俺は、粉々になった強化魔石をアイテムボックスから取り出しゴレ助の前に持って行くとゴレ助は先程と同じ様に吸収して行った。


「……うん、爺ちゃん帰ってきたら聞こう」


 全ての魔石の粉を吸収したゴレ助は、自らの力で人型のゴーレムを作り更に背中にはドラゴンの翼の様な物を付けたし空を飛んだ。


「俺が作ったゴーレムって、本当にゴーレムなのかな……」


 空を飛んでいるゴレ助を見て俺はそんな感想を言って、朝食の時間になってメイドさんが呼びに来たのでゴレ助を呼び家に帰るぞと、言いうといつもの姿に戻り胸ポケットに入った。

 その後、朝食を食べた後、アリス達が待ってるギルドに行き今日も冒険者の活動をする事にした。今日は、ダンジョンではなく王都の外の依頼を受けて対象の魔物の狩りをやっていると、昔見た事がある〝レッドワイバーン〟がこちらに向かって来ていた。


「ッ! アリス、ミケ。レッドワイバーンが一匹こっちに来てる。いつでも動けるように」


「うん」


「はい!」


 倒した魔物の死体を入れ、こちらに向かってくるワイバーンを警戒していると、俺と目が合ったワイバーン行き成り地面に頭を付けて俺の前でワイバーン版の土下座をした。


「……えっと、なんだこいつ?」


 俺が疑問符を浮かべてそう言うと、アリス達も驚いてワイバーンを見ていた。ずっと、こちらを見ながら土下座をしているワイバーンに俺は答えが思いつかず、召喚魔法でドラグノフを呼び出した。


「ッ! な、なんだ。ってクリフ? 我は、今アーリンとトランプをしてたんだぞ」


「いや、多分ドラグノフの知り合いかと思って呼んだんだよ。ドラグノフ、こいつ知ってるか?」


 怒った様子のドラグノフに後ろで土下座をしているワイバーンを指さして言うと、ドラグノフ「んっ? 主は、確かあの山を任せておった者じゃないか、どうしたんだ?」と言った。

 取りあえず、ドラグノフの知り合いだったみたいなのでアリス達に

「警戒は解いて良いよ」と言っていると、ドラグノフとワイバーンは見つめ合って数秒後、ドラグノフが「クリフ、我が居った山に盗賊が来ておるようだ。それも結構な数」と言った。


 それを聞いた俺は、ドラグノフに詳しく聞くように言うと、数日前村の人間じゃない者達があの山の麓の森を移動しているのを感じったワイバーンは、空からそいつらを確認すると見た目で分かるような盗賊達が数十人居たと教えてくれた。

 それを聞いた俺は、アイテムボックスから紙とペン取り出しサ~と文字を書き、ドラグノフ持たせた。


「……取りあえず、ドラグノフはこのまま村に行って、その紙に俺の字で盗賊が近くに居るって事は伝えてくれ、俺は帰ったら直ぐに父さんに盗賊が現れた事を言おう。アリス、ミケ。ごめんけど、多分数日は活動が出来ないかも」


「うん、いいよ。頑張ってね。クリフ君」


「頑張って下さい、クリフ君」


 そう言ってくれた2人「ありがとう」と言って、ドラグノフには「盗賊が村に侵入してきたら対処してくれ、でも殺すなよ」と言って村に向かわせた。

 残った俺達は、今日の依頼分の魔物とサッと狩ってアイテムボックスに入れレドルの杖を使い王都に戻った。戻って来た俺達は、一度家から出てギルドに行き依頼の報告をし、報酬を分けて解散した。

 ギルド前で解散した後、急いで家に帰り書斎に居る父さんの所に行き、村の盗賊の事を伝えた。


「ありがとう。クリフ、直ぐに準備をするよ」


「一応、向こうにはドラグノフとドラグノフの眷属を村に配置してるから、村の人達の安全は確保できると思うよ」


「助かるよ」


 そう言った父さんは、急いで支度をして書斎から出て行った。

新作を投稿しました。よければそちらも読んでみてください。

名前はまだ無い、異世界転生者の物語:https://book1.adouzi.eu.org/n8643en/

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