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第138話


 翌日、アイリさんとの約束の日になり朝早くからお店に向かっていた。お店に着き、ドアの所に〝お休み〟と書かれて看板が掛けられてるドアをノックした。

 すると、奥からアイリさんがやって来てドアを開けてくれて中に入った。


「クリフ君、来たわね。それじゃ、早速魔石の強化の仕方を見せながら教えるわね」


「はい、よろしくお願いします」


 アイリさんとお店の裏に行き、アイリさんに魔石を渡し強化の仕方を最初まず見せて貰った。


「魔石の強化には【付与魔法】と【強化魔法】が必要で、付与魔法で自分の魔力を加えながら、強化魔法で魔石の周りを強化して崩れない様にするの、一番重要なのは周りに掛ける強化魔法の調整で少し間違えただけで一瞬で壊れるわ」


 アイリさんは、俺に強化の仕方を教えながら手元で魔石の強化をして成功させた。鑑定で見ると、先程の魔石より中の魔力量が高くなっていた。


「最初は、私と一緒にやってみようか」


「はい、お願いします」


 その後アイリさんに教わりながら魔石の強化に挑戦して、十数個目で強化に成功した。アイリさんに見せると「出来てるわ、それじゃ忘れないためにもう一度同じ様にやりましょう」と言われ、続けて魔石の強化をし、成功した。


「うん、これだけ出来れば十分ね。クリフ君、本当に物覚え良いから教え甲斐があるわ」


「ありがとうございます。アイリさんが教えるのが上手いんですよ。あの、もう少し魔石の強化してみても良いですか? 忘れないうちに叩き込みたいので」


「良いわよ。私も自分の作業をするから、終わったら声かけてね」


「はい」


 アイリさんの許可を貰った俺は、その後この間ダンジョンで手に入れた魔石を全部出し、魔石の強化の練習をしていった。

 2回連続で成功していたが、作り方を体に叩き込む様に俺は覚えた手順で繰り返し強化をして行った。

 そして、持ってきた魔石が全部なくなり強化の仕方を覚えた俺はアイリさんに「ありがとうございました」とお礼を言ってお店から出た。


「これで、ゴーレムの強化が出来る……早く、作りたいな~」


 そう思いながら、家に帰ると母さんから「明日の洋服を決めなきゃね」と言われ、ゴーレム作成の練習は出来ず母さんの着せ替え人形としてこの日は終わった。


 そしてパーティー当日、パーティーがあるから外に出掛けず家で待って居て、夕方いつもの服ではなくパーティー用として昨日決まった服を着た俺はリビングでドレスを着ていつもと違った姉さん達とソファに座って馬車が来るのを待った。


「クリフ君、カッコいいよ」


「うん、いつものクリフ君も良いけど今日のクリフ君。いつもと違って更にカッコいいね」


「ありがとう。アリエス姉さんもエレミア姉さんね可愛いよ」


 お返しでそう言うと、姉二人は「あ、ありがと」と顔を真っ赤にして照れて母さんの所へ行ってしまった。

 その後、馬車が到着した様で俺、父さん、母さん、姉さん達は馬車に乗って学園に向かった。爺ちゃんと婆ちゃんも来るのかな? と思っていたが、爺ちゃん達はデートに行く予定を決めていたらしく、爺ちゃん達は朝早くから居なくなっていた。


 ドラグノフ達はいつもの様にゴレ助の面倒を見つつ地下室でゲームをしてると言ったので、今日は本当に家族だけでパーティーに向かっていた。


「この前も来たけど、やっぱり生徒じゃないのに学園に来るって不思議な感覚だな……」


「そうだね。私もここの卒業生だけど、学園に来るのは不思議な感覚になるよ」


 俺の言葉に父さんがそう言って来て、アリエス姉さんから「クリフ君も高等部に進学すれば良かったのに~」と言われた。


「まあ、でも冒険者になりたかったし、最初から高等部にはいかないって父さんにも言ってたしね。早く、色んな所に行きたいな~」


「クリフちゃんが成人するまでは、王都に居てよ?」


「分かってるよ。約束だからね、ちゃんと成人するまでは王都で活動するよ」


「成人か~、そう言えばレリック兄さん達がもう直ぐ成人だね。レリック兄さんは、そのまま殿下の付き人になるのかな?」


 アリエス姉さんがそう言うと、父さんが「一応、今の所はレリックとクラリスがそのまま殿下の付き人になるって決まってるよ」と言った。


「兄さん達、殿下の付き人って凄いよね」


「そうだね~、でもクリフ君も凄いじゃない。冒険者になってまだ少ししか経って無いのにCランクに上がってて、私の友達に冒険者の子と知り合いが居てその子まだEランクって聞いて、ビックリしちゃったもん」


 エレミア姉さんのその言葉に父さんが「クリフの場合、ねぇ……」と意味深な風な口ぶりで俺の方を見た。


「クリフ君、学校でも成績良かったし、直ぐにAランクになっちゃったりするのかな?」


「それは、どうだろう? 今回のは、偶々緊急依頼を受けて達成したからだしね。運も必要かな」


 そう言って、話を終わりにして学園に到着した馬車から降りた。


新作を投稿しました。よければそちらも読んでみてください。

名前はまだ無い、異世界転生者の物語:https://book1.adouzi.eu.org/n8643en/

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