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悪意と殺意の眼差しを……

更新だ!やっと更新だよ!

長かった!でも、まだほかにも更新しないといけないのが……

まあ、後のことは後で考えよう!

いつもより長いけど、大したことはないと思いますが、暇潰しに見ていってね♪

「それでは行ってくる」

「変なことすんなよ?」


フェルさんとレックス君がそう言って宿を出る。

昨日言っていた遺跡探索に向かったのだ。

つまり、僕とフェミナさんは特に予定なしである。

とりあえず今日の予定を立てる為に、二人で一つの部屋に集まって相談である。


「どうしよっか?」

「……依頼、受けに行く?」

「ん~僕達だけで大丈夫かな?」

「大丈夫。私は基本一人行動だから」


なるほど、それなら安心だ。

僕は狩りとかしたことないしね。

そう言えば、一つフェミナさんに聞きたいことがあったんだよね。


「ねぇ、フェミナさん」

「なに?」

「何か食べました?」

「え?」


おぉ、なんか出会ってから初めて表情が変わった気がする。

ほぼ無表情だったのが、驚愕やら疑問やらの入り混じった複雑な表情になった。

なんでだろ?そんな変な質問かな?


「なんとなくなんだけど、僕達が寝てる時に何か食べてませんでした?」

「……何も、食べてない」

「ふ~ん、そっか」


フェミナさんは俯いていて表情が窺えない。

このまま見ててもしょうがないし、先に行こうかな。


「じゃあご飯でも食べて、何か依頼でも探そうか」

「……わかった」


俯いたままのフェミナさんを少し眺め、先に部屋を出る。

僕はその時気付かなかった。

閉まる扉の向こうで、顔を上げたフェミナさんが泣きそうな顔をしているのを……




◆◆◆




現在、居残り組二人と一匹で依頼選択中。

受付のお姉さんに簡単な依頼を聞いてみた。


「簡単っていうと……薬草採取、猫探し、教会の清掃かしらね?他は少しムズイのしかないから」

「なるほど!なら猫探しで!」

「即決ね。はい、受理しました。猫を捕まえたらここまで連れてきてね?猫の特徴はこれに書いてあるから」


いろいろ書かれた紙を渡される。

親切な人で良かったよ。


「じゃあ行ってきます!」

「きゅい!」

「はい、行ってらっしゃい」


ニッコリ営業スマイルで見送ってくれたお姉さんに手を振ってその場を後にする。

渡された紙を見ながらフェミナさんと相談。


「どこから探そっか?」

「裏道か高い所」

「そっか……とりあえず、いろいろ回ってみよう!」

「……ついでに露店も見る?」


露店……美味しいもの……じゅるり。

フェミナさんの視線にハッとなって、涎をふき取り歩き出す。

まずは何から食べようかな~

……………あ、猫も探さないと。



~露店巡り中~



「うまうま」

「きゅいきゅい」

《喰らえ》

「……」

「ハッ!?」


つい露店の商品が美味しくて依頼のことを忘れかけてた。

危ない危ない。

でも、今食べた肉串美味しかったな~

塩胡椒のシンプルな味付けだけど、肉自体がかなりいいものだった。

噛んだ瞬間口の中にあふれ出る肉汁。

しっかりとした歯ごたえがあるのに、噛めば噛むほど柔らかく、味の深みが増していく不思議な肉。

ついつい二十本食べてしまっても、僕は悪くない。

生で丸かじりしたい……じゅるり。


「涎」

「ハッ!?」


食べることになるとつい……

フと視線を感じ大通りに面した路地裏を見てみると、猫が一匹こちらを見ていた。

その猫は依頼にあった猫と特徴が一致していた。

その目は、まるで、狼に見つかってしまった羊のような目だった。

猫が必死に逃走を始めた。


「失礼な!飼い猫は食べないよ!」

「……野良猫は食べるの?」


え?何か言った?

それより追いかけないと!

皆で猫を追いかける。

皆と言っても二人と一匹なんだけど。




◆◆◆




いろいろなところを通って、最終的にたどり着いたのが町の近くにある森だった。

ミートが猫を頭の上に掲げて町に戻ろうとしたら、フェミナが唐突に武器を構える。


「……何か、来る」

「ふぇ?」

「きゅ?」

「にゃ?」

《喰らえ》


木の陰からそれは現れた。

胸元と背中の空いた漆黒のドレス。

腰まで伸びる絹のような金髪。

瞳孔が縦に裂けた紅い瞳。

うっすらと笑うその口元から鋭い牙がのぞく。

それら全てを見逃してしまうほど美しい女性。

その姿はまるで―――


吸血鬼(ヴァンパイア)、かな?」

<ふふふ……こんな人気のない所にいると、怖い化け物に襲われてしまうわよ?>

「ミート、逃げ―――」


言い切る前に吸血鬼がフェミナの目の前に移動し、その鳩尾に膝蹴りを叩き込んで体を浮かせる。


「ガッ!?」

<あらあら、ダメじゃない>


吸血鬼は浮かんだフェミナが落ちないように右手で首を掴んで持ち上げる。

うまく呼吸ができないのか、顔から赤みが薄まり青白くなっていく。

それを見たミートはすぐさま闘気を使い不死特攻の銀の剣の戦器を創り、正眼に構える。


「フェミナさんを離せ!」

「ッ……」

<フフフ、この娘を死なせたくないのね?>

「仲間なんだから当たり前だ!」

<フフ、クフフフフ……残念だけど、この娘はアナタの仲間なんかじゃないわよ?>


ミートはその発言に眉を顰め、反論しようとして止まる。

フェミナの泣きそうな顔を見たからだ。


「や……め……」

<この娘はね、私に餌を連れてくる代わりに、私の残飯を漁る半吸血鬼(ハーフヴァンパイア)なのよ>

「え?」

「あ……ぅ………」


フェミナのその瞳から、ポロポロと涙が溢れ出す。

半吸血鬼とは、この世界では牙を持たない吸血鬼のことで、純粋な吸血鬼の小間使い的な立ち位置である。

身体能力と魔力ともに人間以上だが、純吸血鬼の半分程度でもある。

ゆえに、純吸血鬼にとって半吸血鬼は人間で言う奴隷と同じであった。

吸血鬼はその顔を見て笑みを深め、愉しそうに語る。


<醜いと思わないかしら?自分で食事すらまともにできず、自分を仲間だと思い込んでる人間を私に貢ぎ、残り物を陰で食う。こんなに惨めで、無様で、醜い者がいるなんて、想像してたかしら?>

「……」


吸血鬼はミートが何かしら反応を示すと思っていたが、ミートは僅かに下を向き表情を隠していた。

それを見て少し不愉快気な雰囲気を出すも、フェミナを見て愉し気な雰囲気に戻る。

フェミナの服の首元を掴み、力任せに引き裂く。

見た目よりもふくらみのある乳房が曝け出させられる。

しかし、フェミナの涙を流す瞳からは羞恥どころか何の感情も出てはいなかった。


<あぁ、なんて美味しそうなのかしら>


フェミナの状態など見えていないかのように、うっとりとした表情でフェミナの肢体を眺めたのち、その首筋へと自身の牙を突き立てようとした。

そうしようとしたとき、ミートは動いていた。


「そういう貴女も美味しそうですね」


吸血鬼の牙がフェミナに突き刺さる瞬間、ミートがフェミナを掴むその腕を―――


<え?>


―――引き千切った。

ブチブチと肉の裂ける音と、ミートが掴んでいる部分の骨が砕ける音が響いた。

吸血鬼の千切られた肩口から遅れて血が噴き出す。

その血が緑の森を赤く染める。

ミートはフェミナを抱えその場で一回転し、回し蹴りで吸血鬼を吹き飛ばす。

そしてミートは、フェミナを地面に座らせ、その手に持つ吸血鬼の腕を、嬉しそうに喰らう。

肉を食い千切り、骨を噛み砕き、血を啜る。

吸血鬼以上に恍惚とした表情で、吸血鬼以上に愉しそうに嗤う。


「あはは、ほら、とっても美味し♪」


ミートの今の行動と姿を見た吸血鬼の感情は、困惑から恐怖に代わる。

理解できないものへの恐怖。

そして、吸血鬼は長きを生きる強者であるがゆえに、わかってしまう。

目の前にいるのが、普通の人間ではないことが。


<なんだ、貴様は……なんなのだ?>

「僕?僕は極々普通な、食いしん坊だよ」

<な……ふざけるな!!大体、何故ソレを助ける!ソレは貴様を我が供物にしようと―――>

「それがどうしたの?」

<ッ!?シネェェェェェ!!!!!>


その瞬間、ミートから感じた得体の知れないモノを理性でもって押しとどめ、目の前の異状を排除するために吸血鬼は動いた。

影を矢の様にし、十数の影がミートに迫る。

それをミートは避けることもせず、全ての影の矢が身体に突き刺さる。

ミートが今の攻撃を避けなかった理由はいたってシンプル、避けれなかったからだ。

攻撃されてる、じゃあどうしよう?といった思考をしてる間に攻撃が当たってしまったのだ。

影の矢が消え、その箇所から血が溢れ出す。

だが、ミートは笑顔を浮かべながら吸血鬼を見つめる。

流れる血を手に付け、舐める。


「……やっぱり、自分だと何も感じないんだ」

<異常者め……ん?ほぅ!>


そこで吸血鬼は気づく。

目の前の異状が、最高の食事であることに。

流れ出る血を見、匂いを嗅ぎ、その笑みを三日月の如く歪める。


<クク、クカカカカ!!これはいい!これほどの!これほどの馳走に巡り合えるとは!!>

「……」

<すぐに殺して、いや、それは勿体無いか?手足を潰して我がペットとして永遠に生かす方がよいか。ククク、楽しみではないか!>


先のことを楽し気に考える吸血鬼は三つのミスを犯していた。

一つ、ミートから感じた何かを強引に抑え込んだこと。

どう見ても戦い方が初心者でしかないはずのミートが、殺すのに一切の躊躇いを見せない異常を見逃した。

どう見ても殺人鬼や戦闘狂ではない者が、殺しなれてる動きができるはずがないのだ。

これらを踏まえればミートがどんな戦い方をするのか、わかったはずなのだ。

自分の安全など考えず、ただ殺す戦い方だと。

自分が死にかけていようと、それで殺せるならそのままにしておくような異常であると。

二つ、自身が長きを生きた強者であり不老不死であるがゆえに、自分の状態を確認しなかったこと。

それゆえに、右腕が引き千切られた状態のまま異常と相対してしまった。

長生きゆえに痛みを無視できていたから、腕の再生を後回しにした。

だが、無視しているだけであり、身体は危険信号を発し続けていた。

その上、目の前で相対しているのはボロボロであり、異常であり、極上の獲物だったこともあり、周囲への警戒が一切なかった。

だからこそ、最後の一つを見逃してしまう。

三つ、ミートが持っていた剣は吸血鬼の腕を引き千切るときには無かったこと。

さらに言えば、グリンと猫がいないのである。

この三つのミスにより、吸血鬼は瀕死となる。

つまり、吸血鬼は空から落とされた不死殺しの銀の剣を避けられなかったのだ。


<は?……グ、ギャァァァァァ!?>


直前で偶然首を傾けたことで即死は免れたが、それがよかったとは言えない。

首元から真っ直ぐ剣が突き刺さり、刃が吸血鬼の体の中へと消える。

そして不死を殺すための効果が発揮され、剣に触れている部分が燃え上がり、徐々に灰と化していく。

吸血鬼は必死に剣を掴み、引き抜く。

剣を手放した手は焼け焦げ、灰にはなっていないが炭化していた。

通常の傷なら吸血鬼としての能力で治せるが、不死殺しの傷は餌を食わなければ治せない。

ゆえに、このままでは吸血鬼は死ぬだろう。

そこで吸血鬼は未だに呆然としているフェミナを影を使って引き寄せようとした。

炭化している手をフェミナに向けようとして、違和感を感じる。

まだあるはずの左手が、視界に入らない。

確認しようとしたら、わき腹に軽い衝撃がきてうつ伏せから仰向けに変わる。

視界に入った光景を見て、目を見開く。


<あ、が……>


喰われていたのだ。

右腕だけでなく、左腕までも。

吸血鬼の顔に左腕から垂れる血がポタポタと落ちていく。

ミートは吸血鬼を見下ろしながら、吸血鬼の左腕に噛り付く。

肉を噛み千切り、骨を噛み砕き、血を啜り飲み込む。

右腕の時よりも近くで聞こえるその音に、吸血鬼の精神が壊されていく。

左腕を食べ終えたミートは、笑顔を吸血鬼の顔の前に持っていく。


「やっぱり美味しいね……もっと頂戴♪」

<ヒッ!?た、助け―――>


すでに吸血鬼には恐怖しか存在せず、必死に命乞いをしようとしたが、口に手を突っ込まれ途切れる。

ミートは笑顔で吸血鬼の牙を掴み、強引に引き抜いた。


<アギャァァァアアァアァアァアァツツツ!?!?!?>


吸血鬼の悲鳴を聞きながら、牙を一舐めした後、口に放り込んで噛み砕く。

バリバリと、ゴリゴリと、ジャリジャリと……

震える身体と足を必死に動かして逃げようとしたが、その腹に捨て置かれてた銀の剣が突き刺さり、地面へと縫い止める。

痛みを忘れたかのように歯をガチガチと鳴らす吸血鬼。

吸血鬼はもう、強者などではなかった。

いや、吸血鬼は気づいてしまったのだ。

ミートは最初から自分のことを強者などと、敵などと思っていなかったのだと。

ミートにとって、自分は、ただの食事でしかないということを。

人間を食うはずの吸血鬼が、人間に喰われている。

その光景は、実に……異常だった。




◆◆◆




数分後、心が壊れきった人形の様な吸血鬼の右目を口の中で飴のように転がしていたミートは、私を見た。

今、私の瞳には、驚愕、恐怖、諦めの感情が綯い交ぜになっているだろう。

化け物と呼べる強さを持っていたはずの純吸血鬼を倒して見せたミート。

純吸血鬼ですらただの食事として喰らうミート。

自分の秘密を知ってしまったミート。

私は今まで多くの人を死に追いやった。

それこそ、ミートさえも。

そんな自分が許されるはずがないと、許されていいはずがない。

ましてや自分は半吸血鬼、きっと殺される。

いや、あの純吸血鬼の様に喰われるだろう。

あんな風になるぐらいなら、いっそ自分の手で―――


「ねぇ」

「!?」


落としていたナイフを掴もうと決意したとき、ミートが話しかけた。

ビクッと自分の体が震え恐る恐るミートを見ると、目の前に顔があった。

悲鳴を上げるよりも先に、ミートが純吸血鬼のドレスを私にかける。

そこで初めて自分の服が引き裂かれてることに気が付いた。


「ぁ」

「一緒に食べる?」

「……ぇ?」


裸を見られた羞恥など感じることができなかった。

私にはミートの言ったことがすぐに理解できなかった。

今、何と言ったのだろうか?


「美味しいモノは共有した方が楽しいんだよ」


続けて発された言葉で、私は理解する。

いや、やっと私は理解した。


「だから、二人で仲良く分け合おう!なんて……いらない?」


彼は壊れているのだと。

もう、どうしようもないぐらい壊れきっているのだと。

壊れた彼を見て、純吸血鬼が化け物だと思っていた自分がバカバカしく感じた。

あの程度が化け物なら、コレはなんなのかと。


「……る」

「え?ごめん、聞こえなかった」


だからこそ、安心できた。


「……いる」

「そっか!じゃあ、えっと、体と頭しか残ってないけど……どこがいい?」


彼は強さなど気にしない。


「心臓」

「一番美味しそうなところ!?」


彼は裏切りなど気にしない。


「どこでもいいって言った」

「言ってないよ!……言ってないよね?」


彼は、種族など気にしない。


「頂戴」

「うぅ……はい」


彼のそばは、何と安心できるのだろう。


「いただきます」

「ぬぅ……いただきます!」


彼のそばは、何と楽しいのだろう。


「……ん、美味」

「もう骨飽きたよ」


彼と出会って、大した時間など経っていない。

なのに、私は彼を信頼してしまった。

なのに、私は彼を信用してしまった。

私は、彼を、受け入れてしまった。


「……半分」

「いいの!やったぁぁぁぁぁ!!!」


彼との今までとこれからを考え。

彼の笑顔を見て。

私の気持ちを整理して。

出来損ない()真の化け物()に恋をした。

だから、これだけは伝えたかった。


「ミート」

「ん?なに?」


私の全てを貴方に捧げます。


「ありがとう」

「んん?え~あ~どういたしまして?」


だから、死ぬその瞬間まで……


「……フフ」

「グリン、猫さん、フェミナさんが変なんだ」

「きゅ~」

「にゃ~」


そばに居させてくれますか?


「ごちそうさま!じゃあ、水浴びでもしてから帰ろっか!」

「……ん!」


宿を出た時と同じように並んで歩く二人。

だけど、その距離は随分近づいた。

それは体の距離か、それとも、心の距離か……






TO BE CONTINUED.

純吸血鬼は犠牲になったのだ!

ちなみに、最終的にフェミナが完全に仲間になりましたが、これになる前は敵役バージョンを考えてました。

ただ、敵版だとミートが今回以上にヤバい奴になってしまって、徐々にヤバさを増していくっていうのが難しくなりそうだったので、今回のような感じになりました。


今回のミートの殺すのに躊躇いが存在しない、殺害に対する葛藤などがないのは、《声》のおかげというわけでもないです。

まあ、後々ミートの異常性が明らかになっていく予定なので、生温かい目で見守ってください。


あと、なんだっけ?細かい所のどうしても気になるという部分は観想下さい。

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