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日向ぼっこ
雲を突き抜けて、眩しい程の日射しが溢れていました。
冬めいて来た空気に、ほんのりと暖かさが混じります。
澄みきった青い空には、飛行機雲が通っていました。
波に攫われた砂の様に、さらさらと解けていきます。
目も眩むばかりの陽光から、ほんの少し横の方。
光を受けた薄い雲には、微かに陽の姿が映っていました。
あの遥か上空では、きっと風が廻っているのでしょう。
粉砂糖を塗したみたいに、雲は青空に掛かっていきます。
刻々と、姿を変えていく雲。
そこには、見えないはずの風の流れも刻まれていました。
堆積した砂の様に、雲が一所に集められていきます。
でも、それも永くは留まらない様で……。
気が付けば、すっかり顔を出した太陽。
一層誇らしげに、地上へ光を注いでいました。
撮影日2015年12月5日




