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眩い白さ
雲の多い日でした。
その白さに滲む様にして、青空が垣間見えます。
鱗みたいな模様は広く空を覆っていました。
晴れと言うには、何とも曖昧な天気。
でも、陽の光は決して弱くなくて……。
真っ白な雲を、一層に白く染めていました。
眩しいまでに明るい純白。
純粋さには憧れるものがあります。
曇りのない白さに、確かに美しさを感じるんです。
でも……。
深い青色、微かな陰りにも、強く惹かれてしまう。
苦手なアルコールがお菓子に使われたら、不思議と美味しかったり。
優しい作品に滲んだ僅かな憂いに、どうしようもなく心を震わされたり。
そんな、雑り気だからこその魅力ってあると思うんです。
空高くには相変わらず、青さを滲ませた雲が漂っています。
でも、視線を下げれば景色も変わって……。
薄い空色の中、流れる様に雲が伸びていました。
コーヒーに溶かしたミルクを思い出しました。
撮影日2015年11月21日




